小津ネット会員の皆様
ニュースレターNo.94(2016年9月4日号)を9月8日に郵送致しました。
「ニュースレターダウンロード」において、ユーザー名、パスワードを入力され、ご覧下さい。
こちらでご覧いただけますと、写真をカラーでご覧いただくことができます。
内容は、「銀座の小津会」茅野市観光課 山本貢史
「第12 回麦秋祭・『麦秋』上映会&トークショー~麦秋家族と子供たち~に参加して」雨宮真由美(横浜市)
「炎暑抄」藤田明(小津ネット顧問、三重・津市)以上3本です。
小津ネット会員の皆様
ニュースレターNo.94(2016年9月4日号)を9月8日に郵送致しました。
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内容は、「銀座の小津会」茅野市観光課 山本貢史
「第12 回麦秋祭・『麦秋』上映会&トークショー~麦秋家族と子供たち~に参加して」雨宮真由美(横浜市)
「炎暑抄」藤田明(小津ネット顧問、三重・津市)以上3本です。
小津安二郎監督生誕110年を記念して、前田英樹(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)にご講演頂きました「小津安二郎の知覚」の講演録(2014年4月26日、於:江東区古石場文化センター)が完成いたしました。A4×26頁です。大変遅くなりましたが、やっと皆様にお届けすることができることとなりました。
皆様には、次回のニュースレターをご送付致します際に、同封させていただきますので、ご期待下さい。
ここでは、目次のみ、お知らせいたします。
1.はじめに 映画監督を超えた、特別な存在としての小津安二郎 1頁
2.映画という知覚機会の本質 2頁
3.小津映画における二重の線-主旋律と違うものを撮ること- 4頁
4.小津映画における信仰 6頁
5.ベルクソンにおける生の二重性-デ・ジャ・ヴュを巡って- 7頁
6.世界の存在に繋がる小津監督の空ショット 8頁
7.狩猟・牧畜文化に生まれた映画機械と稲作文化との親和性 10頁
8.ロー・ポジションの意味-誰からも見られずにそこにあるものを撮す視線- 13頁
9.ロー・ポジションという高見原から降りてきた眼-人間の視線より常に下に外れる視線- 14頁
10.「かんながら」の映画 16頁
11.かんながらの眼の確立-ロー・ポジションと多層フレームの結合- 17頁
12.トーキー映画と多層フレーム、そして、ロー・ポジションの確立 19頁
13.おわりに 『麥秋』のラストシーンのこと 20頁
14.質疑応答 21頁
小津ネット会員の皆様
ニュースレターNo.93(2016年8月1日号)を8月5日に郵送致しました。
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内容は、『美の壺~和の美の理想郷、小津映画~』を拝見して 小林秀樹(千葉・佐倉市)
松阪と小津安二郎~松阪訪問記~ 江東区古石場文化センター 山下忠洋
設楽幸嗣さんのコンサート 活動弁士 澤登翠 以上の3本です。
「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」は、野田高梧の親族宅で見つかった野田高梧が撮影した10本ほどの8ミリフィルムを東京国立近代美術館フィルムセンターに預け、フィルムのカビ等の除去を依頼しており、7月22日までに6本(合計55分)の復元を終えた。本日オープンする同研究所にて公開される。
8ミリ映像には、小津監督と野田の妻が「プール平」を散歩したり、ゴルフのスイングをしたりする映像、小津監督がこたつに入り、たばこを吸っている場面もある。また、不鮮明な部分が多いが、「彼岸花」の演出をする小津監督、田中絹代、山本富士子らも映っているという。
詳細は、信濃毎日新聞社 http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160723/KT160722ATI090026000.php
江東シネマプラザ第37期は、『銀幕に華咲く女優たち』というシリーズで平成28年4月から9月まで毎月1本上映がされております。
最終の9月は、小津安二郎監督作品『秋日和』です。
日時:9月24日(土)昼の部 14;00開演 夜の部 18:00開演 会場はそれぞれ開演の30分前
場所;江東区古石場文化センター 2階大研修室 〒135-0045 東京都江東区古石場2-13-2
お問い合わせ TEL03-5620-0224 FAX03-5620-0258
2016年度の第19回小津安二郎記念蓼科高原映画祭は、9月24日(土)、25日(日)に開催されます。
上映作品は、昨年逝去された原節子さんを追悼する『晩春』(デジタル修復版)、『東京暮色』。サイレントからはご存知澤登翠さんの活弁で蘇る『青春の夢今いずこ』(昭和7年)。詳細は、http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/lineup.html
映画監督小津安二郎の蓼科に滞在したときの記述を中心に編んだ「蓼科日記 抄」を紐解きながら、小津監督の蓼科での暮らしを食や画像などを用いて重ね合わせます。 小津監督が愛した地酒「ダイヤ菊」と蓼科の高原野菜などの地元食を味わいながらお楽しみください。
開催日:2016年07月30日(土)
時間:16:00〜17:30/18:00~19:30
定員15名(申込先着順)
参加費:各1,000円
お問い合わせ茅野市 TEL 0266-72-2101
主なイベント内容
・「蓼科日記 抄」の刊行に携わった方による解説
・小津監督が仕事の合間や客人を迎えた時など足繁く通った「小津の散歩道」の紹介
・小津監督の仕事場と映画関係者などの接待の場所として使用した『無藝荘(むげいそう)』の紹介
・小津監督が愛した地酒「ダイヤ菊」と蓼科の高原野菜などの地元食の提供
詳細は、https://www.ginza-nagano.jp/event/10124.html
脚本家、野田高梧(1893~1968)が残した資料を公開、保存する「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」が7月24日、蓼科高原の山内山荘に開館する。野田高梧氏が残した1000点余りの資料が公開される。
一般社団法人「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」(東京都)が昨年2月に設立され、秘蔵資料をゆかりの蓼科高原で一般公開することになった。研究所は、野田高梧の娘婿で脚本家の山内久さんと長女玲子さん夫妻の山荘「山内山荘」の離れに設けられる。8畳の部屋と4畳の小あがりを展示室にし、年表や写真をパネルにして掲げる。展示・公開資料は、雲呼荘を訪れた映画人が書き記した「蓼科日記」(1954~1968年)の原本18冊、野田の蔵書や直筆原稿など。研究所は7月23日にオープニングセレモニーを開き、翌24日から一般公開を始める。開館時間は午前10時~午後4時で、水曜休館。
NHKラジオ第2放送の番組「カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス」7月の放送は、4回にわたり、小津安二郎監督作品「東京物語」に出演された、今は亡き名優3人が語ります。
まずは、笠智衆さん!本放送は7月4日(月)に放送されており、お聞きになられた方もおられるかもしれません。聞き逃したとがっかりしないでくだ さい。再放送が次のとおりあります。また笠さんは2回にわたっての放送で、小津監督の思い出を語られます。
7月11日(月)午前10時00分~午前10時30分 *7月4日の再放送
「我が師我が道・小津安二郎」1(1981年1月14日当初放送)
7月11日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:7月18日(月)午前10時00分~午前10時30分
「我が師我が道・小津安二郎」2(1981年1月14日当初放送)
続いて、東山千栄子さん!!「芝居こそ生きがい」と、歩まれた道を語られます。
7月18日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:7月25日(月)午前10時00分~午前10時30分
「私の自叙伝・舞台人生に悔いなし」(1964年6月11日当初放送)
そして、杉村春子さん!!!芝居の心を教えた女優や舞台、役作りについて語られます。
7月25日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:8月1日(月)午前10時00分~午前10時30分
「人生読本・芝居と私」(1980年11月2日放送)
いずれも、元文芸誌編集長・大村彦次郎さんの解説、宇田川清江さんが聞き手です。
詳しくは番組ホームページをご覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/P1890/
5月8日の小津ネット総会で講演してくださった建築史家で東北大学大学院工学研究科教授の五十嵐太郎さんが、『建築ジャーナル』7月号に「映画と開口部について」という一文を寄せている。小津ネット講演のため五十嵐さんは小津と成瀬巳喜男を見直したという。
一部を引けば、「小津は徹底してローアングルから日本家屋の室内を撮影したことで知られるが、画面の両側は必ず襖や障子を配し、その枠組を反復して重層的な奥行きをつくる。
ただし、常にセットでつくられた部屋は、開口部の向こうにマットペイントの風景が描かれることはなく、屋根や塀で遮られており、また家の外観も撮影しなかった。孤立した家である」。
成瀬の『めし』の開口部にコミュニケーションが発生しているのと対照的と指摘する。小津の開口部が「孤立」しているというのは興味深い(中澤千磨夫)。
2016年7月号は、第1254号、「反電磁波講座+」特集、五十嵐太郎の先読み編集局というコーナーでの一文です。
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