全国小津安二郎ネットワーク

お知らせ

小津安二郎生誕115年・小津安二郎青春館開館15周年
映画監督 小津安二郎企画展
会期:平成30年6月26日(火)~7月1日(日)
時間:午前10時~午後4時
会場:松阪市文化財センター第2・3ギャラリー
入場料無料

資料展示
小津家資料の他、小津安二郎の外祖父家である津市白山町南家城・岩脇家所蔵資料を展示し、小津監督の感性を育て、のちの名作の源流となった、彼を取り囲んだ親族がもっていた文化を紹介します。
講演
6月30日(土)「『彼岸花』から『秋日和』まで-松竹大船撮影所時代」 講師:兼松熈太郎監督 聞き手:松浦莞二監督、宮本明子助教
7月1日(日)「世界がみた小津安二郎監督」 講師:田中康義監督 聞き手:松浦莞二監督、宮本明子助教

平野正廣裕「『小津調』を遠く離れて-『朗らかに歩め』と横浜-」
畑中栄樹「外国映画好きがいかにして小津の映画に近づいていったか」
田中淳「小津弁との出逢い」
築山秀夫「佐藤忠男『小津安二郎の芸術』以前の小津論の展開」
※本来ならば、4月中に発行する予定でしたが、編集者の体調不良等の都合で、発行が一月ほど遅れてしまいましたこと、お詫びいたします。

「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」小津安二郎
※この言葉は、『キネマ旬報』1958年八月下旬号に掲載された「座談会『彼岸花』と小津映画」・鼎談「酒は古いほど味がよい」(小津安二郎・岩崎昶・飯田心美)のなかのもので、岩崎や飯田が小津監督に大型スクリーン(ワイド)やパンを何故やらないのかを聞いた返答である。
具体的には、「性に合わないんだ。ぼくの生活条件として、なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従うから、どうにもきらいなものはどうにもならないんだ。だからこれは不自然だと云うことは百も承知で、しかもぼくは嫌いなんだ。そう云うことはあるでしょう。嫌いなんだが、理屈にあわない。理屈にあわないが、嫌いだからやらない。こういう所から僕の個性が出て来るので、ゆるがせにはできない。理屈にあわなくてもぼくはそれをやる」と続く。

小津ネットのニュースレター・バックナンバーを国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)に寄贈いたしました。
小津ネットニュースレター創刊号から最新の102号までを、この度、国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)に寄贈いたしました。今後発行されるニュースレターは毎号アーカイブにお送りします。これにより、国立映画アーカイブの適切な管理により、小津ネットニュースレターは保存されることとなります。尚、ニュースレターの閲覧開始時期等は未定です。

独立行政法人国立映画アーカイブは、2018年4月1日、独立行政法人国立美術館の映画専門機関として新たな位置づけで設置されました。
開館は4月10日(火)から、展示室は4月17日(火)からです。詳しくは、国立映画アーカイブのホームページをご覧ください。
    http://www.nfaj.go.jp/

鷲田小彌太「『精読小津安二郎 死の影の下に』-日本文学研究に燦然と輝く成果だ-」1-2頁
藤田明「『精読小津安二郎 死の影の下に』-共感できる問題提起-」3-4頁
中澤千磨夫「小津安二郎の「ペンディング」」4-6頁
築山秀夫「菅原通済旧蔵アルバム資料➀『秋日和』撮影スチル」6-7頁
築山秀夫「小津ネットホームページの更新状況」8頁

最新の記事

カテゴリ

月別に見る

このホームページ内のテキスト・画像の無断使用はご遠慮下さい。