全国小津安二郎ネットワーク

お知らせ

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対談「美術考撰という仕事-小津映画の裏側に迫る」
講師:北川景貴(美遊居・きたがわ)×小川稔(当館館長)
日時:2023年10月8日(日) ①11:00- ②14:00-(各回40分)
会場:松籟庵
定員:各回20名(申込制/先着順)
料金:500円(お茶、菓子付)
申込:9月3日(日)10:00より、電話または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。

講演会②「映画に見る小津監督の美意識」
講師:築山秀夫(長野県立大学グローバルマネジメント学部同学科長・教授、全国小津安二郎ネットワーク副会長/本展企画協力)
日時:2023年10月7日(土) 14:00-(約60分)
会場:美術館エントランスホール
席数:約50席(申込不要)
料金:無料

会期 2023年9月3日(日)-11月9日(木) 休館日 月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)

開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)

料金 一般800(700)円 大学生600(500)円 市内在住65歳以上400(300)円 ※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料 ※( )内は20名以上の団体料金

会場 茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3

主催 公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団

助成 公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団

企画協力 築山秀夫

特別協力 オフィス小津、松竹株式会社、茅ヶ崎館五代目森浩章

講演会「小津安二郎と北海道」
日時 2023年7月1日(土)14:00~15:00
会場 当館講堂(無料)
講師 中澤千磨夫(当財団副理事長)
申込方法 要申込:6月15日(木)9:00から電話受付(先着順/定員50名)
〒064-0931 札幌市中央区中島公園1番4号 電話:011-511-7655 Fax:011-511-3266

「生誕120年・没後60年 小津安二郎 ~世界が愛した映像詩人~」
於:北海道立文学館 〒064-0931 北海道札幌市中央区中島公園1−4
会期:2023年6月24日(土)~8月20日(日)
観覧料 一般700(550)円、65歳以上の方450(350)円、
高大生450(350)円、小学生300(200)円
 小津安二郎(おづ・やすじろう、1903年~1963年)は、日本を代表する映画監督のひとりです。東京・深川に生まれ、三重県で9歳から19歳まで過ごした小津安二郎は、1923年に松竹蒲田撮影所に入所します。 そして、『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』(32年)、『出来ごころ』(33年)、『浮草物語』(34年)で3年連続「キネマ旬報」のベストテン第1位を獲得するなど、戦前に映画監督としての地位を築き、そして市民の生活をテーマに自身の表現を確立させていきます。戦後は全盛期を迎え、『晩春』(49年)、『東京物語』(53年)、『秋刀魚の味』(62年)をはじめ、次々と名作を生み出し、その評価は世界的に高まっていきます。 2012年には、世界の映画監督が投票で決める「史上最高の映画 監督部門トップ100」において『東京物語』が第1位に選ばれ、英国映画協会が発行する「サイト・アンド・サウンド」誌に発表されました。 小津のメモリアルイヤーに開催する本展では、小津安二郎の人と作品について、直筆の手紙や書、台本、ポスター、パンフレット、写真、さらには愛用品など数々の貴重な資料により、小津監督の足跡をたどりその全体像に迫ります。

【台本・語り】澤登翠(活動弁士)
【解説】築山秀夫(全国小津安二郎ネットワーク副会長、本展編集協力)

【日時】2023年5月13日(土)14:00上映開始(13:30開場)

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール

【料金】一般1,500円(友の会会員1,200円)
*未就学児の入場はご遠慮ください。
*お申し込みをいただいた方には、当日9:30から展示館1階ミュージアムショップで入場整理番号付きチケットを販売します。

【内容】

『突貫小僧』(1929年 松竹)
モノクロ・サイレント パテベビー短縮版14分 DVD上映(英語字幕付き)
監督:小津安二郎
原作:野津忠二
脚色:池田忠雄
出演:斎藤達雄、青木富夫、坂本武
人さらいの親分、子分が青木富夫演じる腕白小僧にふりまわされるドタバタ喜劇。フィルムは現存しないと長年考えられていたが、1988年、家庭用小型映画に再編集された短縮版(14分)が発見された。
国立映画アーカイブ所蔵

『和製喧嘩友達』(1929年 松竹)
モノクロ・サイレント パテベビー短縮版14分 DVD上映(英語字幕付き)
監督:小津安二郎
原作・脚色:野田高梧
出演:渡辺篤、吉谷久雄、浪花友子ほか
仕事仲間の男二人が若い娘をめぐって争う明朗喜劇で小津のアメリカ映画好みがうかがえる作品。フィルムは現存しないと長年考えられていたが、1997年、家庭用小型映画に再編集された短縮版(14分)が発見された。
国立映画アーカイブ所蔵

日本を代表する映画監督のひとり・小津安二郎(1903~1963)は、日本の文化や社会事情を背景に、家族の日常、人生の悲哀などを、練り上げた脚本と〈ローポジション〉をはじめとする独自の撮影技法によって、細部にまでこだわり表現してきました。「小津調」と呼ばれるその作品世界は、国境を越え世代を超えて多くの人に愛され、評価され続けています。戦後は鎌倉に住み、『晩春』『麦秋』『東京物語』などの脚本を湘南の旅館・茅ヶ崎館で執筆、また、戦前から県内各地を撮影地とするなど、神奈川は小津映画にとって大変ゆかりの深い場所でした。今回の展覧会では、小津の生涯とともに小津映画の変遷を辿り、神奈川県に残した小津の足跡にも焦点を当てます。映画とともに歩んだ小津の人生。本展が小津映画への新たな入口となれば幸いです。

【会期】
2023年4月1日(土)~5月28日(日)
休館日:月曜日(5月1日は開館) 
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般800円(600円)、65歳以上・20歳未満及び学生400円(300円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。
 ※2 原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【編集協力】
築山秀夫
【特別協力】【協力】
オフィス小津、松竹株式会社
鎌倉文学館、公益財団法人川喜多記念映画文化財団、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区古石場文化センター
【後援】
NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk
【協賛】
筑摩書房、京急電鉄、相模鉄道、東急電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場
神奈川近代文学館のwebサイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/17721/

BFI(英国映画協会)のsight&sound誌において、小津監督の『東京物語』が、批評家、監督投票でそれぞれ4位となりました。

https://www.bfi.org.uk/news/revealed-results-2022-sight-sound-greatest-films-all-time-poll

The Critics’ top 20 Greatest Films of All Time
1. Jeanne Dielman, 23, quai du Commerce, 1080 Bruxelles (Chantal Akerman, 1975)
2. Vertigo (Alfred Hitchcock, 1958)
3. Citizen Kane (Orson Welles, 1941)
4. Tokyo Story (Yasujiro Ozu, 1953)
5. In the Mood for Love (Wong Kar-wai, 2001)
6. 2001: A Space Odyssey (Stanley Kubrick, 1968)
7. Beau travail (Claire Denis, 1998)
8. Mulholland Dr. (David Lynch, 2001)
9. Man with a Movie Camera (Dziga Vertov,1929)
10. Singin’ in the Rain (Stanley Donen and Gene Kelly, 1951)

The Directors’ poll
2001: A Space Odyssey (1968)
Alongside the critics’ poll, a record 480 filmmakers from across the world, including Martin Scorsese, Barry Jenkins, Sofia Coppola, Bong Joon Ho, Lynne Ramsay and Mike Leigh, voted Stanley Kubrick’s 2001: A Space Odyssey the Greatest Film of All Time. Orson Welles’s Citizen Kane is at number 2, with Francis Ford Coppola’s The Godfather placed at number 3. The Critics’ Poll winner Jeanne Dielman, 23 quai du Commerce, 1080 Bruxelles is ranked at number 4, alongside 2012’s Directors’ Poll leader Tokyo Story. Alfred Hitchcock’s Vertigo has polled at number 6 alongside Federico Fellini’s 8½. The top ten is rounded off with Andrei Tarkovsky’s Mirror, Wong Kar-wai’s In the Mood for Love, Ingmar Bergman’s Persona and Abbas Kiarostami’s Close-Up sharing ninth place.

「小津安二郎松阪記念館開館によせて」岩岡太郎(小津安二郎松阪記念館研究員)1-3頁
「松阪市文化課の川村浩稔課長の御案内で松阪を歩く」築山秀夫(全国小津安二郎ネットワーク副会長)3-8頁
※会員への郵送は、月末となります。もうしばらくお待ちください。

「山内静夫さんのご逝去を悼んで」(長谷川武雄・全国小津安二郎ネットワーク名誉会長)1頁
「追想・山内静夫さん」(藤田明・全国小津安二郎ネットワーク顧問)2頁
「山内静夫先生を偲ぶ」(北原亨・小津安二郎記念蓼科高原映画祭企画室長)3頁
「山内静夫さんを悼む」(小野康夫・会員、千葉県東金市在住)4頁
「山内静夫氏の略歴」(築山秀夫・全国小津安二郎ネットワーク副会長)4-5頁
「山内静夫氏の著作紹介」(築山秀夫・全国小津安二郎ネットワーク副会長)5ー7頁
「せんぐりせんぐり帖」(A)(H)8頁
「編集後記」(築山秀夫)8頁
※大変申し訳ございませんが、会員の皆様にお送りするのは、年明けになります。

 長野県茅野市にある野田高梧記念蓼科シナリオ研究所が、野田高梧(1893~1968)の日記の一部をWEB(https://www.noda-tateshina.jp/)で公開した。「東京物語」「麦秋」の製作時期と重なる部分。野田の日記は全46冊。野田の妻が最後に住んだ神奈川県内の娘家族宅に残されていた。宮本明子さんが解読作業を進めた。現在、解読できない文字は、□□となっているので、前後関係から更なる解読が必要なようだ。日記は、1930(昭和5)年から始まり、67(昭和42)年でまで。1~2冊で1年分。公開されたのは50年11月~51年と53年の日記。「麦秋」、「東京物語」の脚本を小津、野田の2人で作った時期に当たる。

■野田高梧の日記から
 1月1日 小津君と電話にて賀詞交換
 1月12日 今日は秩父宮殿下の葬儀の日なり。雨。
 1月23日 小津君より電話、茅ケ崎行きは節分後にし、それまでに映画など見ようかという話になる。
 1月29日 小津君十一時すぎまで勉強。グリンハイヤで帰る。原さんの役を未亡人にしてはと話す。
 2月4日 4・56小津君と湯河原中西。「東京物語」方向相談、大体の傾向をきめる。雑談。仕事の話。いろいろあり二時になる。
 2月14日 5・33発、茅ケ崎に行き、リンタクで茅ケ崎館に行く。一足おくれて小津君来館。
 2月18日 仕事、長男を町医者にし、長女の夫を役所勤め、三男は大阪の鉄道に勤めていることにしてはなど語合ふ。
 2月20日 堀の提案、杉村さんの役を美容師にしてはと云ふ。
 2月26日 高田好胤さん来訪
 3月1日 吉田首相「バカヤロー」と怒鳴る。
 3月2日 夜、相談、両親を熱海にやることにする。安宿で眠られない場面など、それを初め考へた日比谷公園の場面に変える。
 3月5日 スターリン重態の記事あり。
 3月12日 小津君三時すぎ帰宿。(中略)仕事、尾道より始め大坂を略すことなど略決定。
 3月16日 尾道のシバイを考へる。後半の形、大分整ふも東京での両親が息子娘の本心に気付くシバイまだもう一工夫なり。
 5月27日 今日でシナリオ完成の目鼻つく。依って最後の競輪37枚買ひ、3290円あたる。
 5月29日 十時すぎ小津君と電話で連絡し、グリンハイヤで小津君宅へ行き、シナリオ読み合せ。一二カ所手を入れる。
 5月30日 茅ケ崎滞在中の酒43本。仕事、四月八日シナリオ着筆延べ五十日。二百八十六枚三十二場面。 6月23日 小津君と共に尾道へ向ふ。
 6月24日 車中、暑く、例により眠られず、名古屋にて空白み晴れ、12:44尾道着
 6月25日 夜、宿の一家の人たちセリフの訂正に協力してくれ、うっかり十二時になる。
 6月28日 夜中、蚊に攻められ、ついに一睡もせず、シナリオを浄写する。 6月30日 尾道へ来て、今日初めて晴れる。またロケハン(中略)夜、またセリフをテープレコーダーに入れる。
 7月1日 10:44尾道発、小津君と二人倉敷下車、美術館、民藝館、考古館を見、歩いて駅へ来る。
 7月3日 大阪城、城東線の駅などロケハン。
 7月4日 シナリオ方言清書にかかる。
 7月6日 朝、方言を写し取り、小津君と電話で打合せ、三時出社。
 7月21日 小津君と月ケ瀬で会ふ。二十三日よりロケ、二十五日より、代書屋セットインの由。
 7月25日 朝グリンで出社。「東京物語」のセット初日。服部家(代書屋)長岡輝子女史と話す。
 8月10日 小津組小料理屋セットを見、大阪の下宿、おでん屋、アタミの宿のラッシュを見る。
 8月27日 小津組セット、美容院、杉村女子中村伸郎氏などに会ふ。尾道ロケのラッシュ美し。
 8月30日 小津君より電話、アパートでの会話、起きてやりたいといふ話。

小津安二郎松阪記念館が、4月3日、松阪市の松坂城跡にある松阪市立歴史民俗資料館二階にリニューアルオープンします。
松阪市殿町1539番地 ℡&FAX:0598-23-2381 
入館料は(共通券)一般:80円、6~18歳:40円
開館時間:午前9時~午後4時半
休館日は祝日を除く月曜と祝日の翌日

1700掲載時点での年度別内訳は以下の通りです。

1927年:17
1928年:72
1929年:57
1930年:82
1931年:41
1932年:53
1933年:52
1934年:36
1935年:48
1936年:30
1937年:24
1938年:6
1939年:12
1940年:18
1941年:41
1942年:34
1943年:9
1944年:1
1945年:0 ※戦前計633
1946年:7
1947年:20
1948年:25
1949年:25
1950年:32
1951年:30
1952年:33
1953年:29
1954年:6
1955年:12
1956年:23
1957年:24
1958年:51
1959年:47
1960年:23
1961年:25
1962年:16
1963年:8
1964年:11
1965年:2
1966年:3
1967年:1
1968年:2
1969年:10
1970年:5
1971年:6
1972年:4
1973年:4
1974年:5
1975年:3
1976年:5
1977年:6
1978年:7
1979年:5
1980年:6
1981年:6
1982年:2
1983年:12
1984年:5
1985年:10
1986年:10
1987年:4
1988年:7
1989年:8
1990年:2
1991年:9
1992年:13
1993年:40
1994年:20
1995年:14
1996年:6
1997年:7
1998年:23
1999年:12
2000年:20
2001年:13
2002年:10
2003年:65
2004年:18
2005年:10
2006年:6
2007年:15
2008年:11
2009年:10
2010年:13
2011年:16
2012年:6
2013年:29
2014年:28
2015年:17
2016年:11
2017年:13
2018年:12
2019年:9
2020年:2

『活弁士になってはみたけれど』 山崎バニラ(活動弁士)
『我が追憶の原節子』 二宮一晃(映画同人誌「血矢夢馬羅(チャンバラ」(1984~2014年)発行人)
「吹流し」のようなひと のむみち(「名画座かんぺ」発行人)
「原節子と小津映画-原節子生誕100年記念」展について 築山秀夫(全国小津安二郎ネットワーク副会長)

講座「小津安二郎再発見-三つの視点を通して-」
日時:10月31日(土)、11月14日(土)、12月5日(土) 14:00~15:30
於:江東区古石場文化センター
10月31日(土)小津作品と戦争(講師:古賀重樹 日本経済新聞文化部編集委員)
11月14日(土)小津映画と家族-戦前・戦後作品を通して映画かれた家族の変遷-(講師:築山秀夫 長野県立大学教授)
12月 5日(土)映画史の中の小津安二郎 その登場-松竹対日活(講師:佐伯知紀 映画史研究家)

申込等詳細は、以下です。
https://www.kcf.or.jp/furuishiba/koza/detail/?id=1364

歴史秘話ヒストリア「小津安二郎 日常というドラマ」放映
日時:9月9日(水)午後10時30分~午後11時15分
「娘の結婚、老い、家族の日常を描き続けた小津安二郎。監督昇進のチャンスが来たのはカレーライスをめぐる大ゲンカからだった?働き盛りで届いた召集令状。過酷な日中戦争で見た地獄、そして心の友との別れが小津の作風を変える。戦後陥ったスランプ、助言を求めたのは脚本家。その家族との不思議な共同生活が小津を苦境から救う。なんとNG100回超!遺作「秋刀魚の味」のヒロイン、名優・岩下志麻が明かす小津の執念とは?」(NHK歴史秘話ヒストリアHPより)
https://www4.nhk.or.jp/historia/

太田文代「大雄寺境内にある「山中貞雄之碑」の拓本を巡って」(1~4頁)
広瀬美治「長谷川嘉代さんにもう一度会いたい」(5~6頁)
中澤千磨夫「「昔々の知り人」考-紅林さかえという随筆家-」(6~7頁)
藤田明「せんぐりせんぐり帖」(8頁)

藤田明「小学生が見た「うまれてはみたけれど」-澤登翠さん、飯高へ-」
中瀬鉄夫「小津先生を偲んで」
<宮前小><香肌小>の児童たち
長井秀行「ジョン・フォードと小津安二郎」
内山尚義「小津安二郎論 スタイルの源泉」

共同通信社によって、「東京物語の写真多数発見」の記事が、昨夕配信されました。47NEWS(共同通信)や各地の地方紙サイトなどに掲載されました。
「東京物語の写真多数発見」の見出しで他にも随時アップされ、2020年1月15日(水)の朝刊以降の紙面に載せる新聞社もあるようです。
例えば、
https://this.kiji.is/589736308951467105?c=39546741839462401
https://www.shinmai.co.jp/news/world/article.php?date=20200114&id=2020011401002267
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/575610/
https://www.ehime-np.co.jp/article/ky202001120231700010
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1057042.html
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020011401002267.html
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/383066?rct=n_culture
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202001/0013032980.shtml

東京物語の写真多数発見 小津監督ふるさとで公開
2020年1月14日 17:40
 世界的評価が定着している小津安二郎監督の映画「東京物語」(1953年)の知られざる撮影風景を伝える写真が多数見つかり、小津のふるさと東京都江東区の古石場文化センターで公開されている。開催中の「スチル・フォトで甦る小津安二郎」展で31日まで。入場無料。
 市民団体「全国小津安二郎ネットワーク」副会長で長野県立大教授の築山秀夫さんが、「東京物語」のロケハン(ロケ地探し)から撮影本番まで約900枚のスナップ写真を貼付したスクラップブックを、大阪市の古書店から昨年入手。背景解説を加え展示した。
 宣伝用に雑誌や新聞へ提供した写真も含まれており、当時の製作サイドで記録保管していたアルバムのようだ。
 小津の代表作「東京物語」は、尾道(広島県)の老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が東京に暮らす長男(山村聡)らを訪ねる旅を通して、戦後日本の家族像を描いた。
 スクラップ帳には、戦死した次男の嫁(原節子)が住むアパートや、長女(杉村春子)が営む美容室のセット、原と次女役の香川京子と小津のスリーショットなども収められている。尾道ロケでランドセルを背負った小学生に演技指導しながら微笑する小津の姿も。
 映画では熱海(静岡県)の海辺の堤防上を歩く老夫婦が、陸側からのアングルで撮られ、向こうの海へ落ちてしまわないかとはらはらするシーンがある。写真を見ると、実は堤防下に足場が組まれ、撮影現場の安全管理は万全だったようだ。
 築山さんは「名作『東京物語』の舞台裏をたどれる貴重な資料を見てほしい」と話している。(共同通信)

日時 2020年1月18日(土)
場所 早稲田大学小野記念講堂
料金 一般2000円、学生1000円 尚、『小津安二郎大全』持参の方は無料、当日会場で購入の方も無料

タイムスケジュール
14:00 開場
14:30-15:20 シンポジウム 石井妙子、舩橋淳、小沼純一、志村三代子 
15:30-16:00 「私のベレット」上映(脚本監修:小津安二郎、企画編集委員:中平康、山本嘉次郎、野村芳太郎、千葉泰樹、関川秀雄、五所平之助、滝沢英輔、小石栄一、牛原虚彦、松林宗恵、田中重雄 監督:大島渚)
16:10-16:40 トーク 望月智充
16:50-17:40 トーク 周防正行 利き手 宮本明子・松浦莞二
17:40-18:10 サイン会 望月智充・周防正行

野呂達矢「小津安二郎と松尾芭蕉」
藤田明「小津論を巡る(7)今村太平-映画論の構築-」
築山秀夫「第10回映画研究上映会-清水宏初期作品と三上真一郎さん追悼」
刀根博樹「小学生と見る活動写真 澤登翠「生れてはみたけれど」
築山秀夫「「スチル・フォトで甦る小津安二郎」展」
藤田明「せんぐりせんぐり帖」
小林秀樹「編集後記」
※会員様への発送は年末年始をはさみ、遅れております。

恒例の江東区古石場文化センターの小津安二郎紹介展示コーナー特別展が、今年も11月23日(土)から開催されています。
「スチル・フォトで甦る小津安二郎」展
会場 江東区古石場文化センター 江東区古石場文化2-13-2
電話 03-5620-0224
開催期間 2019年11月23日(土)~2020年1月31日(金)
開催時間 9:00~21:00
入場無料 
内容 新発見の『東京物語』スナップショット、戦前作品のスチル・フォト、小津監督愛用のお着物、小津監督愛用の矢筈二種、小津監督の直筆色紙・直筆短冊、『彼岸花』オリジナル・ポスター、『彼岸花』パンフレット、スピードポスター、プレスシート、半券他の宣伝材料、『麦秋』オリジナル半裁ポスター、『麦秋』社外ポスター、『宗方姉妹』社外ポスター、『小早川家の秋』オリジナル・ポスター、『秋刀魚の味』トリスタイアップポスター、小津監督愛用箪笥(清水宏監督とお揃い)、小津監督愛用のピケ帽、デュポンのライター等。、

本日、第13回江東シネマフェスティバルで、澤登翠さんによる『突貫小僧』、『大學は出たけれど』が上演されました。
明日は、12時20分から『東京日和』が上映されます。上映前に、竹中直人監督のトークがあります。15時30分からは、『彼岸花』が上映されます。

円覚寺にて墓参をした後、鉢ノ木で小津会が開催されました。山内静夫ご夫妻、小津亜紀子様、徳永英明様、長井秀行ご夫妻、兼松熈太郎様、中井貴恵様、菅野公子様、大谷信義会長他ご参集されました。大谷信義会長の「本日のメンバーが一人も欠けることなく、来年の小津会に参加するように」という言葉通り、来年度も56回目の小津会が開催されますことを確認し、散会となりました。

第25回小津安二郎監督を偲ぶ集い(旧オーヅ先生を偲ぶ集い)
日時:2019年11月25日(月)
時間:トーク「無声映画と澤登翠さん」10:00~
   活弁映画「生まれてはみたけれど」(活動弁士:澤登翠さん)13:00~
場所:三重県松阪市飯高町飯高老人福祉センター2F
主催:飯高オーヅ会
後援:松阪市、松阪市教育委員会、飯高老人福祉センター、全国小津安二郎ネットワーク、小津安二郎青春館
入場料:無料
連絡先:090-1471-0152

開催期間 2019年9月21日(土)~29日(日)
以下は、小津監督関係のみをご紹介します。
28日:13:00~ゲストトーク山本富士子さん 『彼岸花』上映
29日:10:00~映画解説/長井秀行さん 『一人息子』上映
   13:00~中井貴恵さん『音語り 秋刀魚の味』
※詳細は、https://ozueigasai.jp/

音語り10周年記念公演を早稲田大学小野記念講堂で開催!
2009年から取り組んでいる『音語り 小津安二郎映画を聞く』シリーズ。
昭和の巨匠「小津安二郎」監督の映画を、朗読公演にするという大胆とも言える
アプローチにピアニスト松本峰明と共に取り組み、現在では「音語り」として
6作品を全国各地で上演しています。
中井貴惠にとっての小津安二郎監督は、両親の仲人でもあり、
また、孫のように可愛がられた思い出の方でもありました。
この活動の10周年を記念して、中井貴惠はもちろん、野田高梧(小津映画脚本家)、
佐田啓二(中井の父、小津映画出演俳優)の母校である、
早稲田大学の小野記念講堂にて、『小津日和』と題した5日間の記念公演をお届けします。
12日・13日には「音語り」作品の原作映画を同日上映!

〜音語りに寄せて〜
「それならシナリオを朗読してみたらどうだい?」
思いも寄らぬ一言だった。
「僕が朗読用の台本を作るよ。
 一人で出演者もナレーションもト書きも読むんだ。」
当時83才だった元小津組プロデューサーの山内静夫さんに
引っ張られるようにして、この「小津安二郎映画を聞く」
という音語りシリーズの制作が始まった。
「晩春」を皮切りに「秋日和」「東京物語」「お早よう」
「秋刀魚の味」「麦秋」と10年の間に小津監督の映画から
朗読作品を6作品つくった。
どの映画にも日本映画史を彩った名優たちが名を連ねる。
その名優がそれぞれの役に吹き込んだ「命」を
私は受け取り声にして伝える。
まさに声で聞く映画である。
小津組脚本家の野田高梧さん、父佐田啓二、
そして私自身の母校である早稲田大学で「小津日和」を
開催できることをとても嬉しく思っている。 
中井貴惠
<出演>
中井貴惠(朗読) / 松本峰明(ピアノ) / 佐野史郎(10日トークゲスト)
<期間>
2019年10月10日 (木) ~2019年10月14日 (月・祝)
<公演日・開演時間>
10月10日(木) 14:00 音語り公演10周年特別企画『小津映画と私』ゲスト:佐野史郎
10月11日(金) 14:00 『音語り 晩春』
10月12日(土) 14:00 『音語り 秋刀魚の味』
10月12日(土) 16:15 映画『秋刀魚の味』
10月13日(日) 14:00 『音語り 東京物語』
10月13日(日) 16:15 映画『東京物語』
10月14日(月・祝) 14:00 『音語り 麦秋』
※開場は、特別企画・音語りは開演の30分前、映画は15分前です。
<料金>
『小津映画と私』『音語り』公演(全席指定・税込)
一般:4,000円
教職員・学生割引 :2,000円
(教職員証・学生証を当日提示)
『映画』(全席自由・税込)※整理番号付き
一般 :1,000円(当日1,300円)
教職員・学生割引 500円
(教職員証・学生証を当日提示)
<会場>
早稲田大学 小野記念講堂

チケット発売中!
[Web]
・オンザフィールドWebShop
・カンフェティ
・e+(イープラス)(映画を除く)
[電話]
・オンザフィールド
 050-5525-1493(平日11:00~18:00)
・カンフェティ
 0120-240-540(平日10:00~18:00)

【ESPACE BIBLIO 文明講座】
日本映画音楽の父・吉澤博の功績と小津映画音楽の生演奏によるトーク&ライブイベント開催のお知らせ

■日本映画音楽の父・吉澤博とは?
戦後最初の大ヒット曲『リンゴの唄』から、美空ひばり、石原裕次郎など銀幕スターによる映画主題歌、「犬神家の一族」や「人間の証明」、「野生の証明」など角川映画の音楽、さらにジャニーズタレント主演のアイドル映画まで、吉澤博が携わった映画音楽は実に3000作品以上にのぼります。吉澤博は、昭和20年に松竹大船撮影所の音楽部へ配属され、その後約40年間にわたり映画音楽の指揮者として、日本映画音楽の発展に貢献してきました。

日本映画の黄金時代に、黛敏郎、斎藤高順、奥村一、鏑木創、小杉太一郎、池野成、原田甫、三木稔、松村禎三、真鍋理一郎、武満徹、佐藤勝、山本直純など、多くの若手作曲家を発掘・育成し、音楽家としての適性を見抜いたうえで、映画監督へ推薦するなどしました。小津安二郎、木下恵介、大庭秀雄、渋谷実ら名監督と共に、戦後の日本映画を音楽面より支えた、まさに日本映画音楽の父と呼ぶにふさわしい人物でした。

第一部では、日本映画音楽の父・吉澤博の足跡を、大庭秀雄、黛敏郎、大島渚、小林亜星、大森盛太郎らの証言及び、吉澤が指揮を務めた数々の作品と共に振り返ります。また、吉澤博の孫でファゴット奏者吉澤博寿の生演奏もお届けします。

第二部は、小津映画音楽の生演奏を中心に、吉澤と最も親交の厚かった斎藤高順、山本直純の証言をご紹介します。曲目は、「東京物語」「東京暮色」「彼岸花」「浮草」「秋刀魚の味」、山本直純の代表作「男はつらいよ」の主題曲をお届けします。今回は、家族の日常をテーマとした小津作品にふさわしく、斎藤高順の息子(長男、次男)と娘(長女)、それに孫(四男の娘)と親戚(はとこ)を加えたファミリーアンサンブルによる小津映画音楽の生演奏と解説をお楽しみください。

■サイトウ・メモリアルアンサンブル
斎藤ファミリーを中心とした演奏家集団。東京芸術大学はじめ、全員が有名音楽大学出身。オーケストラやミュージカルの他、音楽教育者、指導者、スタジオミュージシャン等、幅広いジャンルで活躍中。
演奏:斎藤章一(斎藤高順 長男、チェロ)、内藤景子(斎藤高順 長女、ヴァイオリン)、斎藤みゆき(斎藤高順 孫、ホルン)、増井裕子(アコーディオン)、増井咲(キーボード・アレンジ)

ゲスト:吉澤博寿(吉澤博 孫、ファゴット)
企画・解説:斎藤民夫(斎藤高順 次男)

■プロフィール
斎藤高順(1924年~2004年)
東京深川出身の作曲家。航空自衛隊音楽隊長、警視庁音楽隊長を歴任。小津安二郎作品の他、日活映画、ラジオ・テレビの音楽、吹奏楽・管弦楽・室内楽・歌曲・ピアノ曲など多数の作品を作曲した。妻園子は吉澤博の姪。

吉澤博(1908年~1985年)
茨城県水戸市出身の指揮者・作曲家。映画・テレビ・CMなどの指揮を3000本以上務めた。武蔵野音楽学校(武蔵野音楽大学)でヴァイオリンを専攻。昭和9年(1934年)、松竹少女歌劇団に作曲担当として入団。昭和20年(1945年)、松竹大船撮影所の音楽部へ移籍、吉村公三郎監督「嫉妬」「真昼の円舞曲」、大庭秀雄監督「命美わし」「帰郷」、渋谷実監督「本日休診」「現代人」などの作曲を担当、その後は指揮者として映画音楽の録音に携わった。日本映画音楽の父と呼ばれた。

■日時・場所
[日 時]2019年9月7日(土)15:00〜17:00(14:30開場)
[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F
[参加費]2,500円(当日精算)ワンドリンク付き

■予約方法
[予約制]メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
メール受付:件名「9/7 日本映画音楽の父吉澤博 希望」
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
電話受付:03-6821-5703(火~土 11:30~20:00)

主催:一般社団法人サイト&アート・デジタルアーカイブス
https://sight-and-art.org/

映画のまち調布「調布シネサロン特別上映」
サイレント映画ライブ
活動弁士 澤登翠 演奏 カラード・モノトーン

7月20日(土) 13:30開場 14:00開演
「サンライズ」(1927年、95分、F・W・ムルナウ監督)

8月11日(祝) 13:30開場 14:00開演
「雄呂血おろち」(1925年、75分、二川文太郎監督)
「大学は出たけれど」(1929年、16分、小津安二郎監督)

於:調布市グリーンホール大ホール
全席自由 一般1500円 ちょうふアートプラス会員 1000円 U22(22歳以下)500円
主催:調布市文化・コミュニティ振興財団

小津安二郎企画展 世界のOZU(併設「小津ごのみ」)
築山秀夫・小津コレクション展
2019年7月10日(水)~7月21日(日)於:松阪市文化財センター  

展示リスト
壁面掲示ポスター
フランス版グランデ・ポスター(1200×1600)
『小早川家の秋』①、『秋日和』②、『生まれてはみたけれど』③、『父ありき』④、『生誕110年レトロスペクティブ(一人息子、東京物語、秋刀魚の味』⑤、『生誕110年 一人息子』⑥
国際映画祭グランデ・ポスター(1200×1600)
『第70回ヴェネチア国際映画祭 彼岸花』⑦
ポーランド版グランデ・ポスター(1200×1600)
『東京物語』➇
BFI(英国映画協会)ポスター
『東京物語』(1190×840)➈、『東京物語』(750×1000)➉、『秋日和』(750×100)⑪、『秋刀魚の味』(840×1190)⑫
フランス版小津生誕90年ポスター              
『東京物語』(840×1190)⑬            
フランス版小津カラー映画ポスター(840×1190)    
『小早川家の秋』⑭                 
フランス版小津映画祭ポスター(1168×792)      
『秋刀魚の味』、『東京物語』⑮            
日本・地方版『お茶漬の味』ポスター⑯          
フランス版『秋刀魚の味』ポスター⑰、フランス版『東京物語』ポスター⑱
イラストポスター:「OmniscientNarrator」(Original illustrations)、「ClaudiaVarosio」(Original illustration)
『晩春』二種⑲⑳、『東京物語・尾道』㉑、『東京物語』㉒、『お早よう』㉓、『秋日和』㉔、『秋刀魚の味』㉕
フランス版小ポスター
『秋日和』㉖、『お早よう』㉗、『小津安二郎生誕90年』㉘
ドイツ版ポスター
『東京物語』㉙、『浮草』㉚
フランス版小ポスター
『東京物語』㉛、『東京物語』ロビーカード㉜
各国ポスター
『イギリス版 東京物語』㉝、『ギリシャ版 東京物語』㉞、『フィンランド版 小早川家の秋』㉟

ケースⅠ:黎明期の小津研究、海外小津研究基本文献、雑誌他
英国国立フィルムセンター『小津特集号』(1963年)、スケジュール表、BFI
英国フィルムセンター『初期小津特集号』(1975年)BFI
ドナルド・リチー『小津:人と仕事』(1977年)カルフォルニア大学
デビッド・ボードウェル『小津・映画の詩学』(1988年)BFI出版
デビッド・デッサー『小津の東京物語』(1997年)ケンブリッジ・フィルム・ハンドブック
ハスミ・シゲヒコ『小津安二郎』(1988年)カイエ・デュ・シネマ
仏・小津作品映画カード「小津監督」、「生まれてはみたけれど」、「宗方姉妹」、「東京物語」、「浮草」、「秋刀魚の味」
仏・小津安二郎監督作品シナリオ『麦秋』、『東京暮色』、『秋刀魚の味』(1986年)POF
仏・雑誌『POSITIF』203号「東京物語」、205号「小早川家の秋」(1978年)
仏・『東京物語』シナリオ(1978年)
ケースⅡ:海外の最新小津研究(2015年以降)
W・ステム&M・ディパオロ『小津インターナショナル』ブルームズベリーアカデミック、アメリカ(2015年)
ジョルディ・P・ロペス『小津安二郎 時と無』スペイン(2015年)
ウージェオン・ジョー『小津安二郎の映画 日常の歴史』エジンバラ大学出版、イギリス(2017年)
J・チョイ『小津監督の再解釈-巨匠とその影響』オックスフォード大学出版、イギリス(2018年)
アンドレアス・ベッカー『小津安二郎と時間の美学』ドイツ(2018年)
マルタ・ペリス・エウゲニオ『小津の家』シャングリア、スペイン(2019年)

ケースⅢ:海外版DVD・ブルーレイとオールタイムベストワン『東京物語』他
海外版DVD・ブルーレイ:『小早川家の秋』(イタリア)、『東京物語』(アメリカ・クライテリオン)、『晩春/一人息子』(BFI)、『東京物語』(BFI)、『お早よう/生まれてはみたけれど』(BFI)、『秋日和/母は戀はずや』(BFI)、『浮草』(イギリス)『秋刀魚の味/風の中の牝雞』(BFI)、『晩春』(アメリカ・クライテリオン)
『サイト&サウンドSound』volume 22 Issue 9(2012年9月発行、BFI):The greatest films of all time、「Critics’ Poll 3 Tokyo Story」、「Directors’ Poll 1 Tokyo story」
『小津生誕100年映画祭:ニューヨーク・リンカーンセンター』冊子&チラシ
シナリオ『東京物語』イタリア(1996年)
『Film bulletin』(2008年12月号)小津安二郎特集号(表紙は『東京暮色』)
海外向けパンフレット『小早川家の秋』・『秋刀魚の味』
小津安二郎3D画像マイボトル

併設「小津ごのみ」

ケースⅣ:小津監督愛用のお猪口・酒器コレクション、醤油差しコレクション他
お猪口コレクション8種、醤油差しコレクション8種、
琉球漆器、ワインボトルカバー(「彼岸花」小物として登場)、洋酒ナポレオン(小津監督が佐田啓二邸で飲んでおられたもの)、タンブラー、お猪口として使われていた湯呑(陶哉)、酒徳利4種、デュポン・ライター

ケースⅤ:小津映画に登場した小物たちと愛用の品々
キノエネ醬油の醤油差し(小津信三デザイン):『お早よう』
陶哉の湯呑:『お早よう』、『彼岸花』
愛媛県砥部焼のラーメン丼:『彼岸花』で採用されたものと同型
「おそめ」(小津監督が通っていた銀座のバー)のグラス3種:ご自宅で愛用されていたもの
湯呑:小津監督の母堂あさゐさんが愛用されていたもの
ピッチャー2種「ホワイトホース」「VAT69」、灰皿「VAT69」:ご自宅で愛用されていたもの
「秋刀魚の味」制作記念長皿(赤坂美術工芸補喜多川)

ケースⅥ:小津映画のアイコン「赤いヤカン」(スウェーデン・コックムス製)
「仏・小津映画祭2018 ポスター」(赤いヤカンが見える)

ケースⅦ:小津監督のアイコン「ピケ帽」

ケースⅧ:小津監督愛用のフェルト帽「ロイヤルステットソン・高島屋ダブルネーム」

内容は、以下の通りです。
田中康義「小津安二郎 真発見」
青木拓磨「‥突貫小僧の子に生まれたけれど」
たかぎみき「小津映画における森英恵の衣装 ~「秋刀魚の味」岩下志麻」
藤田明「小津論を巡る(5)岩崎 昶 -リアリズムの軸-」
藤田明「せんぐりせんぐり帖」
雨宮真由美「編集後記」
※田中康義監督は、本年5月25日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

「小津監督を巡る文献・資料」は、これまで1927(昭和2)年から現在まで、繋がって表示され、データが重くて、表示スピードが遅いという問題がありました。
 この度、「年別に見る」をクリックして頂き、見たい発行年をクリックして頂きますと、その年の文献・資料を見ることができるようになりました。
 また、従来のように、一気に見たい場合は、「すべて見る」をクリックして頂きますと、これまで通り見ることができます。

2019年1月27日まで、江東区古石場文化センターにて行われている「世界のOZU」展について、江東区のHPで紹介されています。
「世界各国で高く評価されている小津安二郎監督作品の海外ポスターなど約130点を展示!」
https://www.city.koto.lg.jp/011502/kuse/koho/houdou/h30/h3012/20181225furuishiba.html

 第21回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭・実行委員会は、7月4日夜、茅野市で開催され、今年の映画愛を9月22日から9日間、市内で開催すると決めた。小津作品を含め、24~25作品の上映を予定。
 8月25日は、茅野市民館中庭でビールを飲みながら映画を鑑賞する事前イベントを計画している。
 20回の節目だった昨年に比べ、予算は38.5%減の総額1230万円とする。だが、集客のために良質な作品を集めて行って期間上映する必要があるため、会期は昨年と同じ。(出典:信濃毎日新聞2018年7月6日)

6月16日(土)~6月22日(金):新宿ピカデリー
6月23日(土)~7月7日(土):角川シネマ新宿
日本が世界に誇る巨匠・小津安二郎の名作を4Kデジタル修復版で一挙上映!
『晩春』、『麦秋』、『お茶漬の味』、『東京物語』、『早春』、『東京暮色』、『浮草』

トークショー開催決定!
6月23日(土) ゲスト:香川京子さん
6月24日(日) ゲスト:有馬稲子さん

小津安二郎生誕115年・小津安二郎青春館開館15周年
映画監督 小津安二郎企画展
会期:平成30年6月26日(火)~7月1日(日)
時間:午前10時~午後4時
会場:松阪市文化財センター第2・3ギャラリー
入場料無料

資料展示
小津家資料の他、小津安二郎の外祖父家である津市白山町南家城・岩脇家所蔵資料を展示し、小津監督の感性を育て、のちの名作の源流となった、彼を取り囲んだ親族がもっていた文化を紹介します。
講演
6月30日(土)「『彼岸花』から『秋日和』まで-松竹大船撮影所時代」 講師:兼松熈太郎監督 聞き手:松浦莞二監督、宮本明子助教
7月1日(日)「世界がみた小津安二郎監督」 講師:田中康義監督 聞き手:松浦莞二監督、宮本明子助教

「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」小津安二郎
※この言葉は、『キネマ旬報』1958年八月下旬号に掲載された「座談会『彼岸花』と小津映画」・鼎談「酒は古いほど味がよい」(小津安二郎・岩崎昶・飯田心美)のなかのもので、岩崎や飯田が小津監督に大型スクリーン(ワイド)やパンを何故やらないのかを聞いた返答である。
具体的には、「性に合わないんだ。ぼくの生活条件として、なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従うから、どうにもきらいなものはどうにもならないんだ。だからこれは不自然だと云うことは百も承知で、しかもぼくは嫌いなんだ。そう云うことはあるでしょう。嫌いなんだが、理屈にあわない。理屈にあわないが、嫌いだからやらない。こういう所から僕の個性が出て来るので、ゆるがせにはできない。理屈にあわなくてもぼくはそれをやる」と続く。

小津ネットのニュースレター・バックナンバーを国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)に寄贈いたしました。
小津ネットニュースレター創刊号から最新の102号までを、この度、国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)に寄贈いたしました。今後発行されるニュースレターは毎号アーカイブにお送りします。これにより、国立映画アーカイブの適切な管理により、小津ネットニュースレターは保存されることとなります。尚、ニュースレターの閲覧開始時期等は未定です。

独立行政法人国立映画アーカイブは、2018年4月1日、独立行政法人国立美術館の映画専門機関として新たな位置づけで設置されました。
開館は4月10日(火)から、展示室は4月17日(火)からです。詳しくは、国立映画アーカイブのホームページをご覧ください。
    http://www.nfaj.go.jp/

鷲田小彌太「『精読小津安二郎 死の影の下に』-日本文学研究に燦然と輝く成果だ-」1-2頁
藤田明「『精読小津安二郎 死の影の下に』-共感できる問題提起-」3-4頁
中澤千磨夫「小津安二郎の「ペンディング」」4-6頁
築山秀夫「菅原通済旧蔵アルバム資料➀『秋日和』撮影スチル」6-7頁
築山秀夫「小津ネットホームページの更新状況」8頁

 小津コレクション展「小津安二郎の美意識-小津監督が愛した“物”を通して探る-」
会場:江東区古石場文化センター
入場無料
期間:2017年12月9日(土)~2018年1月28日(日)
時間:9:00~21:00
主催・問い合わせ 江東区古石場文化センター(03-5620-0224)

ニュースレター100号
山内静夫「蓼科高原映画祭二十年に想う」(1頁)
小津亜紀子「伯父チャマと母のこと」(2-3頁)
長井秀行「伯父 小津安二郎 思い出すままに」(3-4頁)
松本行央「『東京物語』を世界遺産に!」(5-6頁)
宮本明子「100号ご刊行に寄せて」(6-7頁)
築山秀夫「小津安二郎監督デビュー90年」(8頁)

ニュースレター101号
小林秀樹「第9回映画研究上映会―柳下会員の演奏で甦る名画たち-」(1頁)
小林秀樹「『一人息子』の舞台・江東区砂町」(2-3頁)
築山秀夫「小津安二郎と伊藤大輔を巡る二枚の色紙」(4-5頁)
築山秀夫「パテ・ベビー月報と失われた映画たち」(6-7頁)
築山秀夫「『突貫小僧』は二度目の発見:失われた映画という認識」(8頁)

10月5日、6日 10:30、14:00『お早よう』
12月21日・22日 10:30 14:00 『秋刀魚の味』

料金 各作品 大人1000円、学生500円
当日券のみ・現金支払いのみ・全席自由・各回入れ替え制
会場:埼玉会館(さいたま市浦和区高砂3-1-4)小ホール
問い合わせ:主催NPO法人埼玉映画ネットワーク(048-762-9407)、埼玉会館(048-829-2471)

映画監督 小津安二郎企画展~家族の絆・中条家の人々~開催

会期:平成29年6月27日(火)~7月2日(日)

会場:松阪市文化財センター 第3ギャラリー

主催:小津安二郎青春館・松阪市

問い合わせ:小津安二郎青春館 ☎0598―22-2660

料金:入場無料

資料展示 6月27日(火)~7月2日(日) 午前10時~午後4時

講演 7月1日(土)13:30~ 演題「お早よう」の撮影現場から(講師:兼松煕太郎、聞き手:宮本明子東京工業大学助教)

7月2日(日)13:30~ 演題「朝二合夜五合」(講師:渡辺千明、聞き手:宮本明子)

映画上映 7月1日(土)10:30~『お早よう』、7月2日(日)10:30~『鏡獅子』

2017年6月6日(火)発売の『メンズプレシャス』7月号増刊(小学館)において、小津監督の白シャツが紹介されました。

「白シャツ」から立ち上がる”色気”と”静謐”として、マルチェロ・マストロヤンニと小津安二郎監督の白シャツが紹介されました(40~45頁)。

記事は、林信朗(服飾評論家)。小津安二郎から滲み出る白シャツの”静謐”として、小津監督の白シャツについて書かれている。築山副会長が、小津監督のシャツについて、インタビューを受け、オーミヤシャツ店と小津監督の関係などについてお話した部分が記事となっています。また、44頁には、副会長がオーミヤシャツ店にお願いして、再生して頂いた小津監督の白シャツが掲載されています。ご覧頂きますと幸いです。

小津安二郎記念・蓼科高原映画祭は、今年で20回を迎えます。今年は、20回を記念して、9月16日(土)から24日(日)と9日間、開催されることと決定されました。

上映作品は、「東京物語」、「小早川家の秋」、「秋刀魚の味」が候補に挙がっており、それぞれの映画に出演された、香川京子さん、司葉子さん、岩下志麻さんをゲスト候補として挙げられている。

高校生を対象とするスタッフ養成講座も充実し、子どもを一時預かりも計画中である。

第20回「小津安二郎記念・蓼科映画祭」のプレイベントとして、「蓼科・夏の小津会」が以下の日程で開催されます。

日程:2017年7月28日~30日

会場:無藝荘、蓼科高原会館

主催:「小津安二郎記念・蓼科映画祭」実行委員会

共催:茅野市、茅野市観光協会

7月28日(金)

9:45~オープニングセレモニー(無藝荘)

10:00~11:00 山内静夫さん・長井秀行さん対談「無藝荘火代(ひじろ)談義-小津安二郎・人と仕事」参加費500円(ソフトドリンク付)

13:00~14:00 兼松熈太郎さん・宮本明子さん対談「絵コンテと撮影現場-小津安二郎の場合」参加費500円(ソフトドリンク付)

16:00~17:00 川西成子さんのお話「父 笠智衆を語る-蓼科の思い出」参加費500円(ソフトドリンク付)

17:00~ 懇親会(於:無藝荘)参加費2,000円

18:30~映画上映会「彼岸花」(於:蓼科高原会館)開場、上映開始は19:00~参加費無料

7月29日(土)

9:30~10:30 スザンネ・シェアマンさん講演「四人の巨匠と女性」参加費500円(ソフトドリンク付)

11:00~12:00 杉原賢彦さん講演「パリの小津安二郎たち」参加費500円(ソフトドリンク付)

13:00~14:00 柏木隆雄さん斎藤民夫さん対談「斎藤高順の仕事-小津安二郎との幸福な出会い」参加費500円(ソフトドリンク付)

15:00~16:00 北川景貴さん講演「小津安二郎・美の系譜-北側靖記が残した世界」参加費500円(ソフトドリンク付)

7月30日(日)

9:30~ 小津が歩いた蓼科を散策 ガイド付きで歩く「小津の散歩道」(無藝荘集合)参加費無料

 

『突貫小僧』(パテベビー9.5ミリ完全版、2巻、19分)のほぼ完全なフィルムが、おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)によって発見された。10月13~16日に「京都国際映画祭」(於:京都市)で公開される。1988年に神奈川県のフィルムコレクターが所有していることが発見され、紀伊國屋ホールで上映された。オリジナル版は、38分。現在、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されているのは、一部が欠落した14分版。今回、ミュージアムが寄贈品の整理中に見つけたのは、パテベビー版の2巻1組のフィルム(19分)で、フィルムセンター所蔵品では欠落していた冒頭の約5分間が残っていた。10月には澤登翠さんにより、蘇る。本日、「おはよう日本」(NHK総合)で「突貫小僧」冒頭部分が発見されたことの報道がなされた。小津亜紀子さんにご連絡いただきました。有難うございました。

京都新聞の関係記事はこちら。http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20160906000124

京都国際映画祭については、こちら。http://kiff.kyoto.jp/film/

 

小津ネット会員の皆様

ニュースレターNo.94(2016年9月4日号)を9月8日に郵送致しました。

「ニュースレターダウンロード」において、ユーザー名、パスワードを入力され、ご覧下さい。

こちらでご覧いただけますと、写真をカラーでご覧いただくことができます。

内容は、「銀座の小津会」茅野市観光課 山本貢史

「第12 回麦秋祭・『麦秋』上映会&トークショー~麦秋家族と子供たち~に参加して」雨宮真由美(横浜市)

「炎暑抄」藤田明(小津ネット顧問、三重・津市)以上3本です。

小津安二郎監督生誕110年を記念して、前田英樹(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)にご講演頂きました「小津安二郎の知覚」の講演録(2014年4月26日、於:江東区古石場文化センター)が完成いたしました。A4×26頁です。大変遅くなりましたが、やっと皆様にお届けすることができることとなりました。

皆様には、次回のニュースレターをご送付致します際に、同封させていただきますので、ご期待下さい。

ここでは、目次のみ、お知らせいたします。

1.はじめに 映画監督を超えた、特別な存在としての小津安二郎              1頁

2.映画という知覚機会の本質                              2頁

3.小津映画における二重の線-主旋律と違うものを撮ること-               4頁

4.小津映画における信仰                                6頁

5.ベルクソンにおける生の二重性-デ・ジャ・ヴュを巡って-               7頁

6.世界の存在に繋がる小津監督の空ショット                       8頁

7.狩猟・牧畜文化に生まれた映画機械と稲作文化との親和性               10頁

8.ロー・ポジションの意味-誰からも見られずにそこにあるものを撮す視線-       13頁

9.ロー・ポジションという高見原から降りてきた眼-人間の視線より常に下に外れる視線- 14頁

10.「かんながら」の映画                               16頁

11.かんながらの眼の確立-ロー・ポジションと多層フレームの結合-           17頁

12.トーキー映画と多層フレーム、そして、ロー・ポジションの確立            19頁

13.おわりに 『麥秋』のラストシーンのこと                      20頁

14.質疑応答                                     21頁

小津ネット会員の皆様

ニュースレターNo.93(2016年8月1日号)を8月5日に郵送致しました。

「ニュースレターダウンロード」において、ユーザー名、パスワードを入力され、ご覧下さい。

こちらでご覧いただけますと、写真をカラーでご覧いただくことができます。

内容は、『美の壺~和の美の理想郷、小津映画~』を拝見して 小林秀樹(千葉・佐倉市)

松阪と小津安二郎~松阪訪問記~ 江東区古石場文化センター 山下忠洋

設楽幸嗣さんのコンサート 活動弁士 澤登翠 以上の3本です。

「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」は、野田高梧の親族宅で見つかった野田高梧が撮影した10本ほどの8ミリフィルムを東京国立近代美術館フィルムセンターに預け、フィルムのカビ等の除去を依頼しており、7月22日までに6本(合計55分)の復元を終えた。本日オープンする同研究所にて公開される。

8ミリ映像には、小津監督と野田の妻が「プール平」を散歩したり、ゴルフのスイングをしたりする映像、小津監督がこたつに入り、たばこを吸っている場面もある。また、不鮮明な部分が多いが、「彼岸花」の演出をする小津監督、田中絹代、山本富士子らも映っているという。

詳細は、信濃毎日新聞社 http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160723/KT160722ATI090026000.php

江東シネマプラザ第37期は、『銀幕に華咲く女優たち』というシリーズで平成28年4月から9月まで毎月1本上映がされております。

最終の9月は、小津安二郎監督作品『秋日和』です。

日時:9月24日(土)昼の部 14;00開演 夜の部 18:00開演 会場はそれぞれ開演の30分前

場所;江東区古石場文化センター 2階大研修室 〒135-0045 東京都江東区古石場2-13-2

お問い合わせ  TEL03-5620-0224  FAX03-5620-0258

2016年度の第19回小津安二郎記念蓼科高原映画祭は、9月24日(土)、25日(日)に開催されます。

上映作品は、昨年逝去された原節子さんを追悼する『晩春』(デジタル修復版)、『東京暮色』。サイレントからはご存知澤登翠さんの活弁で蘇る『青春の夢今いずこ』(昭和7年)。詳細は、http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/lineup.html

映画監督小津安二郎の蓼科に滞在したときの記述を中心に編んだ「蓼科日記 抄」を紐解きながら、小津監督の蓼科での暮らしを食や画像などを用いて重ね合わせます。 小津監督が愛した地酒「ダイヤ菊」と蓼科の高原野菜などの地元食を味わいながらお楽しみください。

開催日:2016年07月30日(土)

時間:16:00〜17:30/18:00~19:30

定員15名(申込先着順)

参加費:各1,000円

お問い合わせ茅野市 TEL 0266-72-2101

主なイベント内容

・「蓼科日記 抄」の刊行に携わった方による解説

・小津監督が仕事の合間や客人を迎えた時など足繁く通った「小津の散歩道」の紹介

・小津監督の仕事場と映画関係者などの接待の場所として使用した『無藝荘(むげいそう)』の紹介

・小津監督が愛した地酒「ダイヤ菊」と蓼科の高原野菜などの地元食の提供

詳細は、https://www.ginza-nagano.jp/event/10124.html

脚本家、野田高梧(1893~1968)が残した資料を公開、保存する「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」が7月24日、蓼科高原の山内山荘に開館する。野田高梧氏が残した1000点余りの資料が公開される。

一般社団法人「野田高梧記念蓼科シナリオ研究所」(東京都)が昨年2月に設立され、秘蔵資料をゆかりの蓼科高原で一般公開することになった。研究所は、野田高梧の娘婿で脚本家の山内久さんと長女玲子さん夫妻の山荘「山内山荘」の離れに設けられる。8畳の部屋と4畳の小あがりを展示室にし、年表や写真をパネルにして掲げる。展示・公開資料は、雲呼荘を訪れた映画人が書き記した「蓼科日記」(1954~1968年)の原本18冊、野田の蔵書や直筆原稿など。研究所は7月23日にオープニングセレモニーを開き、翌24日から一般公開を始める。開館時間は午前10時~午後4時で、水曜休館。

NHKラジオ第2放送の番組「カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス」7月の放送は、4回にわたり、小津安二郎監督作品「東京物語」に出演された、今は亡き名優3人が語ります。
まずは、笠智衆さん!本放送は7月4日(月)に放送されており、お聞きになられた方もおられるかもしれません。聞き逃したとがっかりしないでくだ  さい。再放送が次のとおりあります。また笠さんは2回にわたっての放送で、小津監督の思い出を語られます。
7月11日(月)午前10時00分~午前10時30分 *7月4日の再放送
「我が師我が道・小津安二郎」1(1981年1月14日当初放送)
7月11日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:7月18日(月)午前10時00分~午前10時30分
「我が師我が道・小津安二郎」2(1981年1月14日当初放送)
続いて、東山千栄子さん!!「芝居こそ生きがい」と、歩まれた道を語られます。
7月18日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:7月25日(月)午前10時00分~午前10時30分
「私の自叙伝・舞台人生に悔いなし」(1964年6月11日当初放送)
そして、杉村春子さん!!!芝居の心を教えた女優や舞台、役作りについて語られます。
7月25日(月)午後8時30分~午後9時00分
*再放送:8月1日(月)午前10時00分~午前10時30分
「人生読本・芝居と私」(1980年11月2日放送)
いずれも、元文芸誌編集長・大村彦次郎さんの解説、宇田川清江さんが聞き手です。
詳しくは番組ホームページをご覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/P1890/

5月8日の小津ネット総会で講演してくださった建築史家で東北大学大学院工学研究科教授の五十嵐太郎さんが、『建築ジャーナル』7月号に「映画と開口部について」という一文を寄せている。小津ネット講演のため五十嵐さんは小津と成瀬巳喜男を見直したという。

一部を引けば、「小津は徹底してローアングルから日本家屋の室内を撮影したことで知られるが、画面の両側は必ず襖や障子を配し、その枠組を反復して重層的な奥行きをつくる。

ただし、常にセットでつくられた部屋は、開口部の向こうにマットペイントの風景が描かれることはなく、屋根や塀で遮られており、また家の外観も撮影しなかった。孤立した家である」。

成瀬の『めし』の開口部にコミュニケーションが発生しているのと対照的と指摘する。小津の開口部が「孤立」しているというのは興味深い(中澤千磨夫)。

2016年7月号は、第1254号、「反電磁波講座+」特集、五十嵐太郎の先読み編集局というコーナーでの一文です。

三重県松阪市にて「小津安二郎展」開催されます。小津監督とその作品に影響を与えた
松阪での暮らしぶりなどを知ることのできる、小津監督のルーツを辿る松阪ならではの
資料の展示がされます。

開催日時: 平成28年6月21日(火) ~ 6月26日(日) 10時~16時

開催場所: 松阪市文化財センター 第3ギャラリー (松阪市外五曲町1)

ギャラリートーク
『証言・当時を振り返る-撮影現場の小津安二郎-』
日時  6月25日(土) 13時~14時
講演  兼松熈太郎監督 (日本映画撮影監督協会 理事長)
聴き手 宮本明子氏 (東京工業大学 助教)
座談会
『私の小津安二郎』
日時  6月26日(日) 13時~14時
出演  井上孝榮、井上正和、宮本明子、佐野洋治 (順不同・敬称略)

※ギャラリートーク、座談会ともに定員50名(先着順)

5月8日の小津ネットの総会の様子が、次の番組で放映されますので ご覧下さい。
今年2月から関係者にインタビューを繰り返され、結実した番組ですので、小津ネットとしてもたいへん待ち遠しいです。

日時:6月24日(金)19:30~20:00
チャンネル:NHKBSプレミアム
番組名: 美の壺「小津映画」

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