全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『映画学』第4号(1990年3月31日発行、映画学研究会、108頁)

映画学研究会は、早稲田大学文学部演劇研究室内
秋田孝宏「《映画と他のメディア》漫画表現と小津映画」(6-18頁)
冒頭はこのように始まる。
「戦後日本の現代漫画は、戦前のコマ漫画を基礎として、そこに手塚治虫が映画的な要素を加えて成立した。現在、一般的な漫画の大多数がこの系譜の上にあり、映画的表現の発展形態、またはそれに触発された表現形式、もしくはそれらへのアンチテーゼ(それは、ストーリー漫画があまりに映画的映像になったことへの反発のように受け取れる)として読むことができる。」「この小論ではわずかながらも、今までになされてきた漫画研究の検証を含めて、漫画のどこに映画の表現を取り入れる素地があったのかを、1950年代以降の小津映画のショットと、漫画(この小論では、コマの連続によって物語る「コマ漫画」を扱う)のコマの構造とその最も単純な次のコマへのつなぎ方を比較することで考えていきたい。」

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