2017.09.13
石井妙子『おそめ 伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生』(2006年1月24日発行、洋泉社、366頁)
「常連たちの死」(280-289頁)
※一部抜粋する。「小津安二郎もまた、秀にとっては別れがたい共遊びの仲間であった。銀座と京都、ともに贔屓を受け、また鎌倉に秀が遊びに行けば、いつも歓待して迎えてくれた。「鎌倉は小さい町やさかい、うちが里見先生の家でも遊びに行かしてもらうと、パッと皆さん、電話で連絡して集まってくれはって、楽しう過ごしたりしました。そんなときは小津ちゃんも一緒やった。小津ちゃん、ほんま楽しい人やった、酔っ払ったら踊ったりしはって‥」