田中眞澄編『小津安二郎全発言 1933~1945』(1987年6月10日発行、泰流社、308頁)
和田滋「小津安二郎との一問一答」(11‐18頁)
「『會議は踊る』合評 出席者:飯島正、筈見恒夫、徳山璉、小津安二郎、藤山一郎、伏見晃、鈴木重三郎、大黒東洋士」(18‐21頁)
「映画監督打明け話座談会(抄) 出席者:池田義信、石山稔、野村芳亭、小津安二郎、五所平之助、清水宏」(22‐27頁)
岸松雄「小津安二郎のトーキー論」(27‐30頁)
筈見恒夫「『彼』の心境―小津安二郎との一問一答」(31―33頁)
岸松雄「安二郎・貞雄・己喜男(抄)」(33頁)
「『ルネ・クレール』合評会ー『最後の億萬長者』を迎えてー 出席者・飯島正、清水千代太、内田岐三雄、岩崎昶、佐伯孝夫」(34―38頁)
岸松雄「蒲田区蒲田町蒲田撮影所(抄)」(39頁)
「『麥秋』合評 出席者:池田忠雄、田中敏男、相馬泰三、中村武羅夫、野田高梧、岡田三郎、小津安二郎、小泉夏夫、岸松雄、大黒東洋士」(40‐44頁)
「小津安二郎座談会 出席者:小津安二郎、筈見恒夫、滋野辰彦、岸松雄、友田純一郎、北川冬彦、飯田心美」(45―65頁)
「トーキー鏡獅子 撮影余話 小津安二郎談」(66―67頁)
「小津安二郎監督の『東京の宿』を語る」(67―70頁)
「小津安二郎清水宏を囲んで映画放談 出席者:小津安二郎、清水宏、内田岐三雄、筈見恒夫、岸松雄」(71―79頁)
「局外批評お断り/小津安二郎氏」(79―81頁)
吉村公三郎「心境映画について」(81―82頁)
「”沈黙を棄てる監督”/小津氏との一問一答」(82‐84頁)
「日本映画監督協会とスタンバアグ歓迎の一夜(抄)」(85―86頁)
「小津安二郎は/何を忘れたか/僕は年をとったらしい」(86―87頁)
「日本映画はどこへ行く?座談会 出席者:大森義太郎、北村小松、村山知義、衣笠貞之助、小津安二郎、内田吐夢、木村荘十二、岩崎昶、筈見恒夫、唐澤、宮澤、久住、山口」(88―95頁)
「助手席の鬚伍長/やあ小津監督/『もう砲弾のお見舞』(96‐97頁)
「戦地で憶う戦争映画/‥‥今までのはなってなかった‥‥/上海戦線で小津監督語る」(97―98頁)
「陣中スターの卵/小津伍長監督の下/支那二少年の夢」(98―99頁)
「秋晴れの戦線に/魚獲りの興味/監督小津軍曹の気焔」(99―100頁)
「戦争を体験して/小津安二郎新しき出発/帰還‥休養‥それから仕事」(100―102頁)
「”悲壮の根本に明るさを/盛り込んだ戦争物”/戦線から帰還の小津監督の制作抱負」(102―103頁)
「田坂・小津両監督対談会 出席者:田坂具隆、小津安二郎」(103―109頁)
「小津安二郎戦場談」(109―114頁)
「ぼんやりしていたい/小津安二郎の帰還心理」(115―116頁)
「『戦争と映画』を語る 出席者:小津安二郎、内田吐夢、筈見恒夫、小倉武志」(116―125頁)
「小津安二郎と語る 出席者:小津安二郎、内田岐三雄、清水千代太」(126―138頁)
「彼氏映画を語る/何故戦争物を作らぬか/小津監督の帰還第一作」(139―140頁)
「さあ帰還第一作だ!/小津安二郎氏は語る」(141―143頁)
「『最後の一兵まで』合評 出席者:溝口健二、田坂具隆、内田吐夢、小津安二郎、小杉勇、南部圭之助、筈見恒夫」(144―154頁)
「『旅する人々』合評 出席者:小津安二郎、清水宏、滝沢英輔、岸松雄、筈見恒夫」(154―159頁)
小倉武志「小津安二郎に心境を訊く」(160―161頁)
「帰還第一作に着手する/小津監督との一問一答/安全第一を願わざるを得ない!」(162―163頁)
「昭和十五年の映画はどうであったか 出席者:内田吐夢、小津安二郎、南部圭之助」(164―172頁)
「一寸した匪賊討伐戦だよ/『戸田家の兄妹』を完成した」(172―174頁)
「『戸田家の兄妹』検討 出席者:里見弴、溝口健二、内田吐夢、小津安二郎、池田忠雄、津村秀夫、南部圭之助」(175―193頁)
「『城砦』合評 主として演出について 出席者:田坂具隆、内田吐夢、清水宏、小津安二郎、内田岐三雄、筈見恒夫、清水千代太」(194―210頁)
「小津安二郎氏に映画と写真をきく」(211―216頁)
「内田吐夢・小津安二郎対談」(217―227頁)
「映画も武器の一つ/我々は其心で制作する 小津安二郎氏談」(227―228頁)
「たのしく面白い映画を作れ 作家と語る/小津安二郎氏訪問 文 大塚和 漫画 杉浦幸雄」(229―232頁)
「小津監督に物を聴く対談 出席者:小津安二郎、上野耕三」(232―247頁)
林勝俊「小津安二郎放談」(248―251頁)
「松竹はビルマ戦線を描く(抄)」(251―252頁)
<註>(253―274頁)
<解題>(275―280頁)
田中眞澄「解説」(281―288頁)
「付 <文章・発言一覧(戦前)、監督作品目録、略年譜>(289―308頁)