「映画衣装という名の学校」(43―75頁) ※一部抜粋する。「小津安二郎監督の作品は晩年の数本に携わった。50代半ばに入っていた巨匠が衣装打ち合わせに出て来ることはなく、小津組の優秀な助監督さんたちと綿密に仕事を進めた。小津監督の脇を固めるように小津組では信頼するスタッフが揃っていた。篠田正浩さんは小津組の助監督を務めていた。小津監督は確固たる美意識に基づく厳しい方だったから、衣裳にも非常にこまかな直しが入るのが印象的だった。」
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