全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

吉田喜重『小津安二郎の反映画』(1998年5月20日発行、岩波書店、302頁)

「序 忘れがたい二度の思い出」(1‐6頁)
「Ⅰ 小津作品らしさについて 空気枕の眼差し、匿名の 非人称化された情景、あまりにも余白のある履歴」(7‐29頁)
「Ⅱ ただならぬ映画の原風景 模倣 はじまりにおける絶望-初期のサイレント映画、見出された反復とずれ-『東京の合唱』『生まれてはみたけれど』、浮遊するモンタージュ-『東京の女』『東京の宿』、映像 見ることの死-『一人息子』」(31‐70頁)
「Ⅲ 時代に逆らう戦中戦後 記念写真と家族ドラマ-『戸田家の兄妹』、世界の無秩序について-『父ありき』、孤独の反時代性-『長屋紳士録』、悲しき関係 映像と言葉-『風の中の牝鶏』」(71‐113頁)
「Ⅳ 見ることの快楽-『晩春』考 映画のまやかしと戯れる、手遅れの時間 手つかずの物語、演技の解体 透けて見える肉体、戯れのきわみ 壺の映像、不在の魅力 嫁ぐ日の椅子」(115‐171頁)
「Ⅴ 黙示する映画-『東京物語』考 はじめに隠されていること、人間の無秩序さについて、聖なる彼岸よりの眺め、他人の言葉 秩序としての他人、そして ついに死者の眼差しが」(173‐240頁)
「Ⅵ 歓ばしき晩年 反『東京物語』円環のリメーク-『麦秋』『早春』、老いという諧謔-『秋日和』、反復とずれの果てに-『秋刀魚の味』」(241‐289頁)
「結び 限りなく開かれた映像」(291‐299頁)
「文献と資料」(301‐302頁)
「小津安二郎フィルモグラフィー」(1‐4)

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