全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

シナリオ文學全集委員會代表岸松雄『シナリオ文學全集第二巻 日本シナリオ傑作集』(1936年10月30日発行、河出書房、416頁)

グラビア「一人息子」
「一人息子」(小津安二郎作品)129-162頁
人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっているー侏儒の言葉-から始まる
岸松雄「跋(おくがき)」(403-416頁)
※「一人息子」について、次のように書いている。「これは前に「東京よいとこ」なる題名の許に企画されサウンド版として製作される予定であったものであるが、主演者の病気などによって一時中止され、改めてトーキーとして製作されるに到ったものである。小津安二郎がトーキーに中々手を染めないでいる間中、トーキーさへ撮ればガラリ一変した小津作品が生まれるように方言して歩いていた連中を知っているが、さて「一人息子」が出てしまうとそれらのひとびととは唖のように黙りこんでしまった。トーキーとなっても依然として小津安二郎は固有のスタイルを守りつづけていたからであろう。そのことを怪しむ必要は毫(すこし)もない。映画作家のスタイルは個性から滲み出たもの、浪花節の文句ではないけれど、こいつは死ななきゃ直らない。ジュリアン・デュヴィヴィエは夥しいスタイルを身に付けている作家であるとはいわれるが、あれはまだスアイル以前のもの、言うならばデュヴィヴィエは目下スタイルを持とうと努めている最中なのではあるまいか。」

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