全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『週刊読売』第22巻第52号(1963年12月29日発行、読売新聞社、26頁)

「ニュースあらかると 文化 最後の日本的監督の死 「お茶漬の味」を守った小津安二郎氏」
※冒頭を引用する。
しばしば重体を伝えられていた小津安二郎氏が、さる十二月十二日、とうとうなくなった。頸部悪性シュヨウ、つまりガン。長い間痛さに苦しみ、弱気になり、ちょうど満六十歳を迎えた誕生日に、死がやってきたのである。生涯めとらず(原節子とのロマンスはうわさされたが)、母親ま(ママ)さえとの二人暮らしだった。そのま(ママ)さえさんが昨年二月に亡くなり、年の暮れに映画界から初の芸術院会員に選ばれた時、「母が生きていたら」といったが、こんどの重病では「老母をあとに残さないでよかった」ともらしたそうだ。終始、日本的な親子の情を描き続けた小津さんらしい話である。

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