全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『週刊アサヒ芸能新聞』通巻第338号(1952年11月9日発行、アサヒ芸能新聞社、30頁)

表紙:小月冴子・草笛光子
「今年や監督さんの当たり年」(3頁)
※小津監督の写真がトップに掲載され、以下のような記述。「監督の持駒を一番揃えているのは何と言っても松竹である。終戦後一年一作を標榜しているベテラン小津安二郎は今年もゆうゆう四カ月余りを費やして先般「お茶漬の味」を完成した。一年一作というのはぜいたくすぎるという批判もないではないが、映画に限らず、総じて小説にしてもその他の芸術分野においてもいたずらに濫作してエネルギーを消費するよりは、できればジックリ構想を練って納得のゆくものを作るにこしたことはないわけで、海外の有名な監督の場合に照してみても、小津監督のこうした態度は立派であるといえるし、松竹にそれだけの余裕があるからこそである。」
「日本映画監督10人集」(16-17頁)
※「ピケ帽を被っとるで”オッチャン”などと気安そうに呼ぶ仁もあるが、「佐分利どんでさえフルエ上る」という松竹名物小津安二郎監督の陣頭指揮」とある。

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