
『松竹ニュース』第三百六十三號(1929年1月20日発行、金澤松竹座、4頁)
「肉体美
原作脚色 伏見晃
監督 小津安二郎
撮影 茂原英雄
役割
梗概 高井一郎は妻の律子に対しては頗る権威がなく、妻が油絵を描くので貧弱な肉体でそのモデルになっていた。金持の爺さん大倉傳右衛門は註文の絵がどの位まで出来上がっているかを見に来た時、高井がいたのでおかしな顔をした。それ故高井はたばこを買いにやられたりして全く夫としての権威を認められなかった或るバーの内部である。高井が大倉に届ける絵を持って這入って来たのを見た。‥」(2-3頁)