全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『映畫之友』第十八巻第四號(1940年4月1日発行、映画世界社、148頁)

表紙:マレーネ・デートリッヒ
「ライカに描く」
●小津安二郎監督は帰還第一回作品「お茶漬の味」が検閲を通過しないので大クサリ。清水オヤジは次回作品、どうやら感化院物と内定。だがその次のものが一向アテなし。結局、野口晋徹宣伝部長が御両人のお小言の聞き役という訳。「なんかいい原作物はないですかね?」「僕は朝鮮を背景にしたものがほしいなあ」と小津つあんと清水オヤジは野口部長を困らせている。
小津監督と清水監督は室内でコート、小津監督は黒いマスクをしている。
小津安二郎・清水宏・瀧澤英輔・岸松雄・筈見恒夫「『旅する人びと』合評」(109-111頁) 

最新の記事

カテゴリ

月別に見る

このホームページ内のテキスト・画像の無断使用はご遠慮下さい。