全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『映画旬刊』第1号創刊特別号(1955年10月1日発行、映画旬刊編集委員会編、雄鶏社、166頁)

表紙:デビイ・レイノルズ
表情のニュアンス「早春の岸恵子」(6頁)
グラビア「小津安二郎監督 ”早春”撮影開始!」(9頁)
荻昌弘「”巨匠”という大監督の方々に 絶えざる自己破壊をのぞみたい」(34―35頁)
伊藤宣二「私の快心作 ベストワン 「麦秋」(小津作品)」(39頁)
「芸術祭への陣容 さて目下大船で最大の話題は何といっても小津安二郎監督の二年ぶりの仕事「早春」だ。珍しく若いサラリーマンの世界を描くもので、池部良、高橋貞二、岸恵子、藤乃高子、田浦正巳ら、小津監督にははじめての若い俳優たちが多いのも興味ある点。この作品、いまのところ製作三ヶ月の予定で晩秋には完成の筈だが、凝り性の小津監督のこと、或いは今年の芸術祭には間に合わないかもしれず、そうなると公開は、文字通り来年の早春になってしまうだろう。」(102頁)

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