全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『日本映画年鑑ー第五年版ー』(1930年4月15日発行、東京大阪朝日新聞社、164頁)

「松竹映画 會社員生活」(40頁)
「小津安二郎 日本にその昔のアール・C・ケントンが生れた。ひと頃のエディ・サザーランドが再生した。蒲田の小津安二郎、オッちゃん、彼が昭和四年度に発表した「若き日」、「大學は出たけれど」、「會社員生活」、「思い出」等の諸作は、どれもこれも特種のスマートネスと都会人的ユーモアと近代人的情感とにいみじくも飾られていたのだ。日本にこの種のシネアストの生れる日を只管に待ち焦がれていたファンの一部は、モダン・ボーイ「オッちゃん」小津安二郎に満腔の謝意を表する事を忘れてはならない」(83頁)
※同ページには、もう一人、清水宏について書かれている。
中代富士男「昭和三年四年度 日本映画界 四年度日本映画界 各社各説 松竹 蒲田映画の本年度における最大の収穫は、小津安二郎監督の出現である。『思い出』から『會社員生活』に至るまでの進展は目覚ましい。」(136頁)

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