全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『新映画』第一巻第二號 二月特別號(1941年2月1日発行、映画出版社、146頁)

表紙:「白鷲」入江たか子
「映画界ニュース解説 松竹の新動向 小津安二郎は、「戸田家の兄妹」の次には、かねて脚本の出来ていた「父ありき」を予定している。(2頁)
半頁(縦)広告「戸田家の兄妹」(4頁)
「昭和十五年の映画はどうであったか 内田吐夢、小津安二郎 本誌南部圭之助」(82―87頁)(12月12日)
※小津監督の言葉を幾つか拾ってみよう。「『駅馬車』は面白かった。あちこちと『駅馬車』の批評を見たが、批評家ももっと直截に物が言えないものかね。面白いことは一応認めながら、書いていることは右顧左眄したものの言い方なのだ。他の人の顔色は覗かなくてよろしい。ああいう写真は批評家も面白がって見ていいんだよ。」「ハワード・ホークスは、アメリカには珍しいカットの細かい人だね。キング・ヴィドアなんかに比べて二倍以上細かいんじゃないかな。」「僕はデュヴィヴィエはあまり好きじゃない。精力的なところは買うけど‥。ルネ・クレエルの方が遥かに好きだね。」
※この鼎談は、1940年12月12日、小津監督37歳の誕生日に実施されている。

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