小津安二郎「會社員生活」(3頁) ※冒頭を引用する。 塚本信太郎君は今年三十九になりました。彼は田舎の商業高校を出ると直ぐに上京して、今の會社に勤めたのです。大した過失もなく二十五圓の月給から、今では百二十圓の高給取りになりましたが、その間に十八年の歳月と十三足の靴を無駄にしました。‥
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