全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『フィルムセンター90 内田吐夢監督特集』(東京国立近代美術館フィルムセンター編、1992年5月23日発行、東京国立近代美術館、112頁)

「限りなき前進 原作:小津安二郎」(31-36頁)
※冒頭を引用する。「小津安二郎が原作を提供し、八木保太郎がシナリオを書き、内田吐夢が監督をする。それは当時の日本映画にとって、一つの喜ばしい驚きだった。松竹の監督が思い描いた題材を日活の信頼できるスタッフに手渡し、それがひとつの作品となる。当時は今では考えられない程、映画製作はひとつの会社だけで完結し、移籍でもしなければ、他社の監督と話し合う機会すらなかった。しかもこの時期、小津安二郎はベストテン監督として、1作ごとに緻密な作風にみがきをかけ、内田吐夢は日活多摩川に入社以来(1935年)、脚本家の八木保太郎と組んで骨太な文芸映画の力作、問題作を発表していた。このような日本映画をリードする人々が、会社を越えて1本の映画作りに参加する。それは驚きであると同時に、象徴的な意味さえ持っていた。」続く。

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