全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

『キネマ旬報』No.813 第七十七号(1950年3月1日発行、キネマ旬報社、62頁)

表紙:Esther Williams
「小津安二郎作品集 監督アルバムその1」(20―21頁)
※「美人哀愁」、「出来ごころ」、「大学よいとこ」、「生まれては見たけれど」、「東京の宿」、「一人息子」、「風の中の牝鶏」、「戸田家の兄妹」、「晩春」、「父ありき」、「長屋紳士録」のスチルあり。
小津安二郎「処女作前夜 ライス・カレー」(20頁)
※冒頭を紹介する。「この頃の若い人たちが演出家として一本になるのは、なかなか困難だが、私は誠に恵まれていて、ライス・カレーのおかげで監督になった。蒲田に撮影所があった頃、私は大久保忠素氏の助手であった。監督は大変いばっていたが、助手となると下働き同様で、何から何までやらねばならなかったから煙草を吸う暇さえない位の重労働で、いつも腹をへらしていた。楽しみといえば食べることしかなかった。」
「小津作品抄史」(21頁)
杉山平一「日本映画監督論・1 小津安二郎論」(28―29頁)
※冒頭を紹介する。「小津安二郎の映画画面は、縦のストウリを物語ることができない。凝視し分析し、それをつみかさねて行くことによって意味が沁みだし、横に広がり画面独自の世界を物語る。それが市シナリオの縦のストウリと、ぶつかり、くるしんでいる。」(28頁)
小津安二郎監督作品目録(28頁)

最新の記事

カテゴリ

月別に見る

このホームページ内のテキスト・画像の無断使用はご遠慮下さい。