『帝國館ニュース』No.115(1931年5月29日発行、浅草帝國館、12頁)
「美人哀愁 井上雪子」(表紙)
「今週のプログラム 二階の悲鳴(成瀬巳喜男監督)美人哀愁(小津安二郎監督)説明 宮川敦臣、西村小楽天、静田錦波」(3頁)
池田忠雄「美人哀愁」(3頁)
※一部抜粋する。「諸兄姉よ、この一篇の物語りは、最近の映画劇に比べまことに變った生活の日記かもしれません。しかし、夜照るばかりが月ではない事をご承知でせう。眞畫時、ぽかりと空に浮かんでゐる月の頼りない、やるせない、物思はしげなあの光も、忘れてならない事実なのです。とまれ、時彦、達雄、雪子の諸氏をはじめ、諸優の演技を見て下さい。そして、恐ろしい程、眞面目に熱心に精進した小津監督の仕事ぶりを…。小津監督はメスの代わりにフィルムを用いた人生の解剖学者です。そのフィルムを廻した茂原技師の功績も決して忘れることはできません。斯くして、此の制作の総決算に於て、脚色者としての僕が、一番気が引けて仕方がないのです。」
「美人哀愁 スタッフ、配役、梗概」(4-5頁)
「二階の悲鳴 スタッフ、配役、梗概」(6頁)