「生誕120年・没後60年 小津安二郎 ~世界が愛した映像詩人~」
於:北海道立文学館 〒064-0931 北海道札幌市中央区中島公園1−4
会期:2023年6月24日(土)~8月20日(日)
観覧料 一般700(550)円、65歳以上の方450(350)円、
高大生450(350)円、小学生300(200)円
小津安二郎(おづ・やすじろう、1903年~1963年)は、日本を代表する映画監督のひとりです。東京・深川に生まれ、三重県で9歳から19歳まで過ごした小津安二郎は、1923年に松竹蒲田撮影所に入所します。 そして、『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』(32年)、『出来ごころ』(33年)、『浮草物語』(34年)で3年連続「キネマ旬報」のベストテン第1位を獲得するなど、戦前に映画監督としての地位を築き、そして市民の生活をテーマに自身の表現を確立させていきます。戦後は全盛期を迎え、『晩春』(49年)、『東京物語』(53年)、『秋刀魚の味』(62年)をはじめ、次々と名作を生み出し、その評価は世界的に高まっていきます。 2012年には、世界の映画監督が投票で決める「史上最高の映画 監督部門トップ100」において『東京物語』が第1位に選ばれ、英国映画協会が発行する「サイト・アンド・サウンド」誌に発表されました。 小津のメモリアルイヤーに開催する本展では、小津安二郎の人と作品について、直筆の手紙や書、台本、ポスター、パンフレット、写真、さらには愛用品など数々の貴重な資料により、小津監督の足跡をたどりその全体像に迫ります。