音語り10周年記念公演を早稲田大学小野記念講堂で開催!
2009年から取り組んでいる『音語り 小津安二郎映画を聞く』シリーズ。
昭和の巨匠「小津安二郎」監督の映画を、朗読公演にするという大胆とも言える
アプローチにピアニスト松本峰明と共に取り組み、現在では「音語り」として
6作品を全国各地で上演しています。
中井貴惠にとっての小津安二郎監督は、両親の仲人でもあり、
また、孫のように可愛がられた思い出の方でもありました。
この活動の10周年を記念して、中井貴惠はもちろん、野田高梧(小津映画脚本家)、
佐田啓二(中井の父、小津映画出演俳優)の母校である、
早稲田大学の小野記念講堂にて、『小津日和』と題した5日間の記念公演をお届けします。
12日・13日には「音語り」作品の原作映画を同日上映!
〜音語りに寄せて〜
「それならシナリオを朗読してみたらどうだい?」
思いも寄らぬ一言だった。
「僕が朗読用の台本を作るよ。
一人で出演者もナレーションもト書きも読むんだ。」
当時83才だった元小津組プロデューサーの山内静夫さんに
引っ張られるようにして、この「小津安二郎映画を聞く」
という音語りシリーズの制作が始まった。
「晩春」を皮切りに「秋日和」「東京物語」「お早よう」
「秋刀魚の味」「麦秋」と10年の間に小津監督の映画から
朗読作品を6作品つくった。
どの映画にも日本映画史を彩った名優たちが名を連ねる。
その名優がそれぞれの役に吹き込んだ「命」を
私は受け取り声にして伝える。
まさに声で聞く映画である。
小津組脚本家の野田高梧さん、父佐田啓二、
そして私自身の母校である早稲田大学で「小津日和」を
開催できることをとても嬉しく思っている。
中井貴惠
<出演>
中井貴惠(朗読) / 松本峰明(ピアノ) / 佐野史郎(10日トークゲスト)
<期間>
2019年10月10日 (木) ~2019年10月14日 (月・祝)
<公演日・開演時間>
10月10日(木) 14:00 音語り公演10周年特別企画『小津映画と私』ゲスト:佐野史郎
10月11日(金) 14:00 『音語り 晩春』
10月12日(土) 14:00 『音語り 秋刀魚の味』
10月12日(土) 16:15 映画『秋刀魚の味』
10月13日(日) 14:00 『音語り 東京物語』
10月13日(日) 16:15 映画『東京物語』
10月14日(月・祝) 14:00 『音語り 麦秋』
※開場は、特別企画・音語りは開演の30分前、映画は15分前です。
<料金>
『小津映画と私』『音語り』公演(全席指定・税込)
一般:4,000円
教職員・学生割引 :2,000円
(教職員証・学生証を当日提示)
『映画』(全席自由・税込)※整理番号付き
一般 :1,000円(当日1,300円)
教職員・学生割引 500円
(教職員証・学生証を当日提示)
<会場>
早稲田大学 小野記念講堂
チケット発売中!
[Web]
・オンザフィールドWebShop
・カンフェティ
・e+(イープラス)(映画を除く)
[電話]
・オンザフィールド
050-5525-1493(平日11:00~18:00)
・カンフェティ
0120-240-540(平日10:00~18:00)