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小津監督を巡る文献・資料

小津安二郎を巡る関連文献・資料

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1997年の関連文献・資料

1997
『名匠 小津安二郎の世界』(1997年1月3日発行、銀座並木座、4頁)

表紙:「東京物語」
「映画の本棚 ”小津語録”」(4頁)

Edited by David Desser『Ozu’s Tokyo Story』(1997年発行、Cambridge University Press 、173頁)

「Frontmatter」(pp.i-vi)
「Contents」(pp.vii-viii)
「List of Contributors」(pp.ix-xiv)
David Desser 「Introduction: A Filmmaker for All Seasons」(pp.1-24)
Arthur Nolletti 「1.Ozu’s Tokyo Story and the “Recasting” of McCarey’s Make Way for Tomorrow」(pp.25-52)
Linda C. Ehrlich 「2.Travel Toward and Away: Furusato and Journey in Tokyo Story」(pp.53-75)
Darrell William Davis 「3.Ozu’s Mother」(pp.76-100)
Kathe Geist 「4.Buddhism in Tokyo Story」(pp.101-117)
Hasumi Shigehiko 「5.Sunny Skies」(pp.118-130)
「Filmography」(pp.131-144)
「Reviews of “Tokyo Story”」(pp.145-168)
「Select Bibliography」(pp.169-170)
「Index」(pp.171-173)

『エスクァイア日本版別冊Cine-Book Vol.1 Cinema&Interior』(1997年6月1日発行、エスクァイマガジンジャパン、155頁)

川本三郎「日本映画と昭和建築」(133―137頁)
※一部抜粋する。「昭和二、三十年代は日本映画の黄金時代だが、この時代の日本家屋は、いうまでもなくほとんどが木造、障子があり襖があり畳がある。食事は卓袱台を囲む。縁側がある。物干台がある。井戸がある家も多い。細い空間を多様に使って工夫する。同じ部屋が、布団を敷けば寝間になり、布団を押入れに片付ければ居間になる。寝る場所と食事をする場所が、同じひとつの部屋で足りてしまうなど、日本家屋ならではの工夫であり、西洋人が見たら魔術に思えるかも知れない。」(133頁)『東京物語』の杉村春子の美容院、原節子の同潤会アパート、『麥秋』の鎌倉の家、『早春』の淡島千景の家などの言及がある。

『The Complete Ozu 小津安二郎の世界』(1997年6月25日発行、東芝EMI株式会社)

 日本が世界に誇る名匠、小津安二郎の世界をCD-ROM1枚に凝縮しました。「映画ダイジェスト~全作品完全解説」では全54作品中32作の一部および、6作品の予告編を完全収録。「キャスト~小津映画出演者プロフィール(106人)」「スタッフ~小津組スタッフプロフィール」では、撮りおろしインタビューをはじめ、二度と入手できない貴重なデータを満載。「小津安二郎の東京~小津の愛した東京アクセス・マップ」「小津を語る~インタビューと愛用品スライドショー」では、誰も知らなかった小津の素顔に迫ります。
 そしてさらに、ドナルド・リチーの名著「映画の中の日本~小津安二郎の美学(訳:山本喜久男)」をまるごと一冊収録。詳細な脚注と訳注、動画やサウンドを総動員し、エキスバンドブックの魅力をフル活用しています。

村川英編『成瀬己喜男演出術 役者が語る演技の現場』(1997年7月1日発行、ワイズ出版、253頁)

高峰秀子、香川京子、杉村春子、岡田茉莉子、司葉子が、それぞれ成瀬監督と小津監督の演出を比較して語っている。

『東京人』1997年9月号「特集 小津安二郎 汲めど尽きぬ映画の泉」(1997年9月3日発行、(財)東京都歴史文化財団、166頁)

「『お茶漬の味』監督使用台本」(20頁)
「『秋刀魚の味』監督自筆絵コンテ」(21頁)
「『戸田家の兄妹』撮影スナップ(22‐23頁)
青木富夫「突貫小僧、かく語りき」(聞き手=山根貞男)(24‐31頁)
筒井武文「小津流演出の“味”。映画に文法はない。」(34‐39頁)
森田祐三、堀家敬嗣「『東京大学厚田文庫』誌上公開。名キャメラマンの遺品から。」(40‐44頁)
三宅邦子「足の裏まで小津映画」(聞き手=厚田雄春・蓮實重彦)(47‐53頁)
「鏡に向かって撮られたセルフ・ポートレート」(54‐55頁)
川本三郎「いまひとたびの『東京物語』」(56‐63頁)
冨田均「ロケ地で綴る東京クロニクル」(64‐71頁)
重金敦之「監督自筆のグルメ手帖」(72‐75頁)
須賀不二男「小津おやじは日本映画の大旦那である」(聞き手=田中眞澄)(76‐83頁)
武藤康史「里見弴と小津安二郎」(84‐89頁)
坂尻昌平「渋谷実という映画監督。もうひとりの笠智衆をつくった男」(90‐95頁)
「北鎌倉の家で母あさゑと」(96‐97頁)

「第3回小津安二郎・青春のまち大賞 生れてはみたけれど」(1997年12月12日、飯高町・飯高オーヅ会)

第3回小津安二郎・青春のまち大賞 メッセージ募集!
生れてはみたけれど
🔶小津監督と飯高町
 映画界の巨匠小津安二郎監督は、映画界に身を投じる前年の1年間(1922~1923年)を、三重県飯高町で小学校教員として過ごしました。当時の小津監督を知る教え子たちの回想によると、型にはまらない独特な教育方法が好評で、生徒から「オーヅ先生」と親しまれていたようです。こうした小津監督への敬意と親近感を、何かの形のあるものとして残したいと考え、「小津安二郎・青春のまち大賞」を創設しました。
 あた、当時の教え子が中心となって「飯高オーヅ会」が結成されました。オーヅ会では小津監督の命日(12月12日)に監督を偲ぶイベントを開催したり、映画の上映会を定期的に行うなどの活動を行っています。

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