
『蒲田』第十二巻第五號(通巻第一三〇號)(1933年5月1日発行、蒲田雑誌社、138頁)
表紙:田中絹代
カラーグラビア「非常線の女」(7頁)
「非常線の女」(28-29頁)
「非常線の女」(42頁)
映画読物「非常線の女」(91-93頁)
スナップショット(100頁)
※小津安二郎監督「非常線の女」に出演のダンサーを赤坂フロリダ・ダンスホールに於いて銓衡した当日のスナップ、前列に城戸所長、北村小松、逢初夢子、小久保澄子、田中絹代、岡譲二、小津監督の顔が見えます。
松竹スタジオニュース 蒲田通信(102頁)
「◇小津安二郎氏は、ギャング大作「非常線の女」を愈々クライマックス撮影に入り、岡譲二と田中絹代のギャングが警官隊に包囲され、ピストルを乱射する件りに入ったが、去る三月十八日より三日間夜十時撮影開始で、横浜海岸通りに深夜大ロケを二百数十名のメムバーで敢行した。小津監督はさきに警視庁多田羅捜査係長、田中不良係主任よりギャング逮捕の実情を聞き、現在警視庁が行っている科学的方法による迫真的な描写をみせている。