
『映画時代』第十巻第五號(1931年5月1日発行、映画時代社、154頁)
文豪アンリ・ド・レニエの「大理石の女」よりジェームス・槇氏が映画化し、池田忠雄氏脚色せる「美人哀愁」。これは蒲田の新鋭小津安二郎氏が在来の心境物よりロマンチシズムへ転向を示す最も野心的な作品、岡田時彦、斎藤達雄、井上雪子の主演。(65頁)
スタディオ・ニュース「いい題名一つ披露、處は蒲田産の「美人哀愁」。池田忠雄の原作脚色で、監督は小津安二郎。‥」(101頁)
グリン・ルーム「近頃の感想 小津氏の「淑女と髯」は素敵に面白かった。彼の映画は何時も朗らかでありユーモアに富んでいる。‥」(108頁)
「文字広告 美人哀愁」(裏表紙)