2019.06.10
『新映画』第10巻第11号(1953年11月1日発行、映画出版社、108頁)
表紙:若尾文子
グラビア「東京物語」
※6カット(うち小津監督4カット)「★強烈な夏の陽差しが柔らかになり、くさむらにすだく虫の鳴き声がしきりになると、映画界にも秋の芸術祭の開幕を告げる参加作品の候補が、いろいろと巷の映画ファンたちの下馬評にのぼり始めます。★さて、黒澤明の「七人の侍」と共にそのファンたちの口の端にのぼっている最も有力な芸術賞受賞候補作品が、この小津監督の「東京物語」です。そこで、今月は、ここに「東京物語」のレポートをロケからセットから、それぞれのぞいてみました。」
「東京物語、尾道へ往く」(42-43頁)
八月十四日から十八日までのロケについて詳細に書かれている。