全国小津安二郎ネットワーク

小津監督を巡る文献・資料

小津安二郎を巡る関連文献・資料

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2004年の関連文献・資料

2004
『文藝春秋』第82巻第1号(2004年1月1日発行、文藝春秋、448頁)

齋藤武市・川又昻(聞き手:福田千秋)「小津「東京物語」ロケ地再訪 撮影から丸五十年、いま甦る尾道の「小津組」」(348-354頁)

「今よみがえる小津安二郎の世界」(2004年1月17日、江東区古石場文化センター、12頁)

古石場文化センター「小津安二郎紹介展示コーナー」解説1周年
築山コレクション特別展示 今よみがえる小津安二郎の世界
2004年1月17日(土)~1月31日(土)
主催 財団法人江東区地域振興会 江東区古石場文化センター

「小津安二郎紹介展示コーナー」の開設1周年に当たり、築山コレクション「今よみがえる小津安二郎の世界」展を開催します。全国小津安二郎ネットワーク会議副会長の築山秀夫さんの1000点にも及ぶコレクションの中から、今回はスチール写真やポスターなどを中心に展示し、没後40年経ってもいまだ色褪せない小津安二郎の世界をご覧いただきます。
「展示マップ」(1頁)
「戦前雑誌コーナー」(2頁)
「戦前プログラム・チラシコーナー」(3~5頁)
「戦後作品半券・チラシコーナー」(6頁)
「台本・シナリオコーナー」(7頁)
「戦後作品パンフレットコーナー」(8頁)
「小津関係著作者本、その他」(9頁)
「作品スチール写真」(10頁)
「小津作品関係者額装サイン(戦前を中心に)」(11頁)
「掲示ポスター等一覧」(12頁)

『展覧会 映画遺産 東京国立近代美術館フィルムセンター・コレクションより』(2004年1月30日発行、東京国立近代美術館、132頁)

「発掘された映画たち 和製喧嘩友達」(56頁)
「山中貞雄追悼碑拓本」「第一回山中賞授賞式 小津安二郎監督」(79頁)

『NFCカレンダー』2004年2-3月号「企画展 映画資料でみる蒲田時代の小津安二郎と清水宏」(2004年2月、東京国立近代美術館フィルムセンター、6頁)

企画展
映画資料でみる蒲田時代の小津安二郎と清水宏
小津安二郎(1903-1963)と清水宏(1903-1966)―奇しくも同じ年に生まれ、ともに松竹蒲田撮影所で監督デビューを飾った二人の偉大なシネアストの生誕100年を記念して開かれる本展では、フィルムセンターが所蔵するスチル写真や当時の映画館プログラムなどのビジュアルな資料によって、二人の蒲田時代の足跡を回顧します。

『銀座十五番街』第151号(2004年2月28日発行、銀座15番街事務局、32頁)

東哉・松村晴代「名作に登場する銀座➀ 巨匠・小津安二郎の映画と日記に登場する銀座の東哉」(18-19頁)

生誕100年小津安二郎特集事務局『BS2 生誕100年小津安二郎特集 集成』(2004年3月、NHKBS-2、463頁)

はしがきから
「日本の人と心を独自の作風の中に捉え続けた巨匠・小津安二郎監督。2003年12月12日はその生誕100年にあたりました。
 この機にNHK衛星放送局では、小津監督の現存する作品37本を一挙に放送。小津監督の作品と人間の魅力を今日的に捉えるドキュメンタリーやゆかりの方々にご出演いただいた長時間ナマ放送など様々な番組を配しました。一人の監督を取り上げた特集としては質・量ともにかつてない試みで、総放送時間は130時間を超えています。
 視聴者の皆さんからの反響も大きく、小津が描いた日本や家族を懐かしむ熟年世代から、初めてその世界に触れる若者まで幅広い層の支持を得ました。
 こうした思いや共感を後々まで記録したいと願い、放送で紹介した貴重な証言やエピソード、取材記録、台本などを「生誕100年小津安二郎監督特集 集成」としてまとめました。
 小津作品が世紀を越えてさらに輝き続ける一助になれば幸いです。『生誕100年小津安二郎特集事務局』」

『Homage to Ozu Yasujiro NADA’s 10th Retrospective』(2004年5月28日発行,35頁)

Biography(18-23頁)
Filmography(24-27頁)他

『週刊京都を歩く』No.46「伏見②」(2004年6月8日発行、講談社、34頁)

川本三郎「京都文学散歩 小津安二郎が文人仲間と旅した伏見での”発見”」(18-19頁)
※「小早川家の秋」の中村鴈治郎演じる小早川万兵衛のモデルである伏見の造り酒屋、「月の桂」で知られる増田徳兵衛商店の十二代目について、書かれている。昭和29年に小津安二郎が、里見弴、野田高梧と関西旅行をした時、十二代目の増田徳兵衛に案内してもらい、その老舗の主人らしい悠々とした人柄に惹かれ、『小早川家の秋』を作るにあたってモデルにしたことが書かれている。

蓮實重彦・山根貞男・吉田喜重監編著『国際シンポジウム小津安二郎 生誕100年記念「OZU2003」の記録』(2004年6月25日発行、朝日新聞社、297頁)

蓮實重彦・山根貞男・吉田喜重「生きている小津安二郎」(5‐33頁)
ジャン=ミッシェル・フロドン、クリス・フジワラ、イム・ジェチョル、ノエル・シムソロ、シャルル・テッソン(司会:蓮實重彦)「世界の評論家が見た小津安二郎」(35‐98頁)
岡田茉莉子(聞き手:蓮實重彦)、井上雪子・岡田茉莉子(聞き手:蓮實重彦)「女優に聞く1」(99‐126頁)
ペドロ・コスタ、ホウ・シャオシェン、アッバス・キアロスタミ、マノエル・デ・オリヴェイラ、吉田喜重(司会:蓮實重彦)「世界の監督たちが見た小津安二郎」(127‐158頁)
青山真治、黒沢清、是枝裕和、崔洋一、澤井信一郎(司会:山根貞男)「日本の監督たちが見た小津安二郎」(159‐203頁)
淡島千景、香川京子(聞き手:山根貞男)「女優に聞く2」(205‐230頁)
「全体討議のまとめ 海外と国内の参加者たちを交えて」(司会:蓮實重彦・山根貞男・吉田喜重)(231‐265頁)
蓮實重彦・山根貞男・吉田喜重「シンポジウムを終えて 次の百年に向けての問い」(268‐297頁)

『諸君』第36巻第7号「創刊35周年記念特大号」(2004年7月1日発行、文藝春秋、376頁)

田中眞澄「百一年目の小津安二郎 PART3」(172-176頁)
田中眞澄「百一年目の小津安二郎 PART3」(177-179頁)
※小津安二郎が撮影した写真3枚

台本『珈琲時光』(2004年9月、松竹株式会社、51頁)

脚本 候孝賢、朱天文
監督 候孝賢
製作 松竹株式会社、朝日新聞社、住友商事株式会社、株式会社衛星劇場、株式会社IMAGICA
配給 松竹株式会社
登場人物

『珈琲時光』(2004年9月、テアトルタイムズスクエア)

名匠小津安二郎の生誕100年を記念して、
小津を敬愛する候孝賢がオマージュを捧げる
時を越えてふたつの才能が出会い、
”21世紀の『東京物語』”がここに誕生した。
9月、待望のロードショー

『珈琲時光』(2004年9月11日発行、ビターズエンド、14頁)

小津安二郎生誕100年記念
候孝賢監督作品
「今回、この『珈琲時光』を製作することが、私にとってはハンディを背負うものであり、難しいであろうことは最初からわかっていました。しかし、20年近く日本と台湾を行き来し、日本人ではない私の目を通して、今の日本人の日常を切り取ってみたいと思ったのです。
 小津監督は本当にスタイリッシュで厳密な監督だと思います。小津監督と私の撮影スタイルはまったく違います。ただ、小津監督は、自分の生きる時代の社会を描き、そこにある心情を反映させてきた方です。その場所に生きているものを描いたという点では、この作品も同じであると思います。
 小津作品は、些細なディテールを拡大して見せてくれます。そして、角度によって違って見えるような微妙な変化を細やかに捉えていく。小津監督は古き良き時代を描こうとしたのではなく、時代の変化に敏感な人で、戦後の日本の価値観の変化もしっかりと見ていたのだと思います。
 今回、ほとんどのシーンは2度ほど撮り直したのですが、それは、撮影のために選んだ場所のリズムが時間とともに変化し、また違った顔が生まれたためです。そんな私のスタイルに合わせてくれた出演者の方たちの表情や動作に集中できたことも、私にとって貴重な体験でした。私はこの作品で、現実に存在し目に見えるものを撮り、そこに潜んでいる、目に見えないものを浮かび上がらせることができれば、と思っています。」(2頁)
解説、物語、主題歌「一思案」について、キャスト・プロフィール、
片山杜秀「江文也のこと」、スタッフ・プロフィール
『珈琲時光』で見る神保町界隈

郷土博物館特別展「小津安二郎監督と野田」(2004年10月16日発行、野田市郷土博物館)

「小津日和」
母と娘、父と息子。映画を通して家族の在り方を小津安二郎監督は、いつも問い続けてきました。
今回、野田に六年在住された監督の素顔をご紹介いたします。
野田市清水公園で(左から小津監督、弟信三さん、葉はあさゑさん、義妹ハマさん)昭和23年撮影

『平成16年度特別展図録 小津安二郎監督と野田』(野田市郷土博物館、2004年10月16日発行、48頁)

「ごあいさつ 野田市郷土博物館長」(3頁)
「目次・例言」(4頁)
「Ⅰ.映画監督・小津安二郎」(5-15頁)
「Ⅱ.小津安二郎の『野田時代』」(16-29頁)
北野浩之「野田での“小津日和”」(30-41頁)
「山下家アルバムより」(42-46頁)
「小津安二郎略年譜」(47頁)
「映画『秋日和』での野田ロケ」(48頁)

野田市郷土博物館『小津安二郎監督 野田市 ゆかりの地を歩く』(2004年10月)

「小津安二郎と野田」小津監督は、昭和21年2月にシンガポールから引き揚げ、母や妹、弟が住んでいた野田を住まいとして身を寄せます。以来、昭和27年5月に母とともに鎌倉へ転居するまでの約6年間を、野田で暮らしました。
清水公園、金乗院、山ふじ旅館、キノエネ醤油、けやき夢ロード、元・山下家、戸澤写真館、茂呂直三宅他

『第七回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭』(2004年10月29日、「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」実行委員会、4頁)

第七回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭
2004年10月29日(金)、30日(土)、31日(日)
特集 小津組の名優 笠智衆生誕100年
小津安二郎から21世紀の映画へ

『第七回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭』(2004年10月29日、「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」実行委員会、12頁)

あいさつ 矢崎和広 柿沢拓(2頁)
小津安二郎監督(3頁)
特集:小津組の名優 笠智衆 父・笠智衆の思い出(笠徹)、笠智衆さん(小沢忠恭)(4頁)
小津安二郎先生の思い出(笠智衆)(5頁)
「来場予定ゲスト・監督の紹介」(6頁)
「上映作品の紹介」(7-10頁)

『ku:nel』第2巻第6号(2004年11月1日発行、マガジンハウス、130頁)

「侯孝賢監督が選んだ小津安二郎の映画」(72-74頁)
人生にとって「家族」がいちばんの大事だ
『生まれてはみたけれど』『東京物語』『晩春』

『映画論叢⑩』10号記念増大号、「特集 小津安二郎 生誕百年も過ぎたから、小津の話でもしよう」(2004年12月10日発行、樹花舎、159頁)

小津安二郎「新発見エッセイ 不敢立向腹」(6‐9頁)
兼松熈太郎・渡辺浩「明治のカツドウ大好き少年 厚田雄春キャメラマンの思い出」(10‐19頁)
石堂淑朗「不在の弟子 助監督を巡るくさぐさ」(20‐23頁)
梶田章「岡田時彦と『美人哀愁』(24頁)
池田忠雄「『美人哀愁』に就いて」(25‐27頁)
山下武「にくまれぐち『浮草物語』その他」(28‐29頁)
八坂春樹「原節子さん、お元気ですか。」(30‐40頁)
長谷川卓也「ビンさんと石坂君」(41‐45頁)
冬樹薫「《小津安二郎監督特集》の系譜 回想のフィルムセンター」(46‐65頁)
澤登翠「『喜八もの』を語る 師・松田春翠の藝」(66‐67頁)
三隅繁「失われたアグファ・カラー」(68頁)
照井康夫「飲食譚・小津的世界 『秋刀魚の味』の巻」(70‐80頁)

松竹株式会社映像事業部映像版権室編『「無」-その悠久なるもの 小津安二郎生誕100周年記念事業』(2004年12月12日発行、松竹株式会社映像事業部映像版権室、354頁)

「ごあいさつ 迫本淳一、山内静夫、小津ハマ」(4-6頁)
「新聞(2001.7~2004.2)」(9‐105頁)
「新聞(特集記事)」(107‐151頁)
「雑誌(2002.12~2004.4)」(153‐287頁)
「業界紙他(2002.9~2004.3)」(289‐350頁)
「小津安二郎(プロフィール、監督作品一覧)」(352-353頁)
「おわりに 関雅彦」(354頁)

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