佐藤忠男「小津安二郎の芸術(第十二回) 初期の作品(つづき)」(76-79頁)
「新・人物戯評・27 小津安二郎」(13頁)
※(彫刻と文)横山泰三
オッチャン 小津教の信者は、そのご神体である教祖の映画を一年に一本か二本ぐらいしか、拝めないから、その有難みも他の教祖の作品とはくらべものにならない。数多の女優信者が、われがちに巫女(みこ)になりたがるそうだが、わたしにはよくわかrない。
佐藤忠男「小津安二郎の芸術(第十五回)」(80-83頁)
※冒頭を一部引用する。
「昭和六年の「美人哀愁」は、小津安二郎の全作品中、おそらくはもっともセンチメンタルな作品である。フランスの小説家、アンリ・ド・レニエの「大理石の女」という小説を小津が自分で潤色し、池田忠雄が脚本にしたもので、アメリカの小説を脚色した「その夜の妻」と共通する。若き小津の西洋への憧れの所産とも云えよう。」
岩崎昶「野田高梧論」(4-9頁)
菊島隆三「野田さんのシナリオと私」(9-10頁)
及川満「野田高梧と小津安二郎」(10-11頁)
「東京の合唱」、「花籠の歌」、「愛染かつら・総集編」、「西住戦車長伝」、「晩春」、「善魔」、「東京物語」、「秋刀魚の味」(12-19頁)
「野田高梧年譜、野田高梧作品目録」(20-26頁)
下河原加筆版、岸松雄宛署名
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