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小津監督を巡る文献・資料

小津安二郎を巡る関連文献・資料

1927年の関連文献・資料

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書誌情報
1927
『蒲田週報』第九十七號(1927年9月4日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

「◇小津安二郎 大久保組の助監督で敏腕を振はれていたが今度(時代劇)監督心得に昇進した。近く第一回作品を発表すべく既に本読みも終了したので不日着手する筈(八月十日附)」(4頁)

『蒲田週報』第九十八號(1927年9月11日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

『懺悔の刃』(3‐4頁)
原作 監督 小津安二郎
脚色    野田高梧
撮影    青木勇
配役
解説 小津監督が昇進第一回作品として発表する時代劇で、改悛せる前科者に與へられたる皮肉な運命を巧みに取り扱った江戸巷説である。渥美、小波、花柳の三新進女優を特に抜擢し、青木技師は小田濱太郎技師の助手より抜擢された人であるなど所謂新人揃ひである。ロケーションは流山方面を選定し土蔵や家並に往昔の気分を見せるに苦心している。
略筋
抜擢された二新進として、渥美英子と小波初子のポートレートも掲載されている。
※『小津安二郎全集』(2003年、井上和男編、新書館)は、小津作品の脚本を網羅的に集めているが、脚本の現存しない作品については、キネマ旬報に掲載された略筋が転載されている。キネ旬の内容と比較すると、『蒲田週報』の方がより詳細に書かれていることが分かる。
画像:©松竹株式会社。

『電気館ニュース』No.37(1927年9月24日発行、浅草電気館、12頁)

「蒲田だより 小津監督の『懺悔の刃』は、近く完成されます。それが完成次第丘組で次の作品にかかります。」(8頁)

『おかめ/懺悔の刃』チラシ(1927年9月)

「近日完成 小津安二郎監督昇進第一回作品
 懺悔の刃 脚色 野田高梧
      撮影 青木勇
      主演 吾妻三郎、小川國松」

『電気館ニュース』No.38(1927年9月30日発行、浅草電気館、10頁)

「小津安二郎監督昇進作品 懺悔の刃 吾妻三郎・小川國松主演」(8頁)

『キネマ旬報』No.275八周年記念特別号(1927年10月1日発行、キネマ旬報社、126頁)

表紙:ルイズ・ブルックス
広告(縦半分)「懺悔の刃」(小津安二郎監督昇進第一回作品)(79頁)
「各社近作 日本映画紹介 懺悔の刃」(83頁)
松竹蒲田時代映画
 原作者並監督者 小津安二郎氏 
 脚色者 野田高梧氏
 撮影者 青木勇氏
 主要役割
 木更津の佐吉 吾妻三郎氏
 弟木鼠の石松 小川國松氏
 同心眞鍋藤十郎 河原侃二氏
 山城屋庄左衛門 野寺正一氏
 娘お八重 渥美映子嬢
 乳母お辰 花柳 都嬢
  居酒の娘お末 小波初子嬢
  くりからの源七 河村黎吉
解説 今回監督に昇進した小津安二郎氏の第一回作品である。
略筋
「日本各社撮影所通信 松竹蒲田通信(9月27日)小津安二郎氏監督(ママ)の「懺悔の刃」は殆ど完成。」(118頁)

『電気館ニュース』No.39(1927年10月7日発行、浅草電気館、10頁)

「小津監督の『懺悔の刃』ファースト・シインを残して三週間の兵営生活、そこでその場面を斎藤監督が代理して完成いたしました。」(8頁)
「新進小津安二郎監督昇進第一回力作 懺悔の刃」(9頁)

『炎の空・懺悔の刃』(1927年10月14日発行、浅草電気館、両面)

表:『炎の空』(清水宏監督)
裏:『炎の空・懺悔の刃』(小津安二郎監督昇進第一回力作)

『電気館ニュース』No.40(1927年10月14日発行、浅草電気館、10頁)

「『懺悔の刃』原作監督 小津安二郎 脚色 野田高梧 撮影 青木勇 配役、梗概」(5-6頁)

『懺悔の刃・珠を抛つ』(1927年10月14日発行、九條花園倶楽部、1頁)

大阪九條花園倶楽部チラシ「小津安二郎監督昇進第一回原作監督第作品 江戸巷談大捕物秘録 懺悔の刃」
発行日がないので、封切日とした。

『帝興週報』Vol.3 No.44(1927年10月21日発行、新宿松竹館、6頁)

「プログラム
A 実寫 南洋群島現況 二巻
B 時代劇 懺悔の刃 七巻 説明 國井潤、大河豊
C 奏樂 「ローマンチック」指揮 サダキチ中野
D 現代劇 炎の空 十一巻 説明 高浪暁光、松平鶴聲」(1頁)
「懺悔の刃 梗概 配役、スタッフ」(3-4頁)

『蒲田』第六巻第十一號通巻六十四號(1927年11月1日発行、蒲田雑誌社、106頁)

表紙:柏美枝
グラビア「懺悔の刃」(35頁)
※小津安二郎氏が監督昇進第一回作品として着手した時代劇で、改悛せる前科者に興へられた皮肉な運命を巧みに取り扱った江戸巷説である。」スチル3枚掲載。
「蒲田新聞 小津安二郎氏は愈々時代劇の監督に昇進 大久保忠素監督の許に、助監督として久しくその敏腕を振るっていた、小津安二郎氏は監督心得に昇進した。併してその第一回作品として、氏自身原作、野田高梧氏脚色の『懺悔の刃』の監督に着手して、近く完成の域に近付きつつある。本映画は、改悛せる前科者に興へられたる皮肉な運命を巧みに取り扱った江戸巷説で、渥美、小波、花柳の三新進女優を特に抜擢し、技師は小田濱太郎氏の助手より抜擢されたる青木勇氏であるなど、所謂天晴れの新人揃いである。」(101頁)
「スタヂオ通信 小津安二郎氏は大久保素氏の助監督から昇進して氏自身の原作野田高梧氏脚色の『懺悔の刃』を吾妻三郎、小川国松の主演、青木勇氏のカメラで完成しました。」(102頁)

『蒲田週報』第百三號(1927年11月20日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

「スタヂオ通信 ◆小津組 次回作品準備中」(4頁)

『キネマ旬報』No.280(1927年11月21日発行、キネマ旬報社、64頁)

表紙:ローラ・ラ・プラント
内田岐三雄「主要日本映画批評 編輯部 懺悔の刃」(59頁)
※「これは、その映画の大部分を「キック・イン」に仰いでいる。そして、その他に「レ・ミゼラブル」からはミリエル僧正の件りを。「豪雨の一夜」”Cassidy”からが最後の一巻を、及びこのほかに色々の外国映画から、色々の気持ちと描写を借りて来ている。と、云ったら此の映画は随分と下らないもので、つぎはぎだらけの疑似物だと云った感じを或いは受けるかもしれない。が、映画そのものは、そうした借り物の跡は明らかに、時には何となく覗はれ様とも、しかもそれは、脚色者なり、監督者なりに、よく噛みしめられた上での(ニ三の個所を除いては)改作なのである。」

『蒲田週報』第百四號(1927年11月27日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

「スタヂオ通信 ◆小津組 次回作品準備中」(4頁)

『蒲田週報』第百五號(1927年12月4日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

「スタヂオ通信 ◆小津組 次回作品準備中」(4頁)

『蒲田週報』第百六號(1927年12月18日発行、松竹キネマ蒲田撮影所企画部、4頁)

「スタヂオ通信 ◆小津組 次回作品準備中」(4頁)
「◆吾妻三郎  本年三月蒲田入社以来時代劇部の主脳として十餘本の力作を発表したが今度時代劇部の解散と共に現代劇に出演する事になり東(あずま)三郎と改名した来る新春早々第一回主演の制作に着手する筈。」(4頁)

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