全国小津安二郎ネットワーク

お知らせ

第25回小津安二郎監督を偲ぶ集い(旧オーヅ先生を偲ぶ集い)
日時:2019年11月25日(月)
時間:トーク「無声映画と澤登翠さん」10:00~
   活弁映画「生まれてはみたけれど」(活動弁士:澤登翠さん)13:00~
場所:三重県松阪市飯高町飯高老人福祉センター2F
主催:飯高オーヅ会
後援:松阪市、松阪市教育委員会、飯高老人福祉センター、全国小津安二郎ネットワーク、小津安二郎青春館
入場料:無料
連絡先:090-1471-0152

開催期間 2019年9月21日(土)~29日(日)
以下は、小津監督関係のみをご紹介します。
28日:13:00~ゲストトーク山本富士子さん 『彼岸花』上映
29日:10:00~映画解説/長井秀行さん 『一人息子』上映
   13:00~中井貴恵さん『音語り 秋刀魚の味』
※詳細は、https://ozueigasai.jp/

野呂隆生「オーヅ先生と柳瀬先生」
青山直子「「映画の文法」に学ぶ」
川添信義「原節子は泣いたか。」
福山葉子「「甦る銀幕の能」から16年」
藤田明「小津論を巡る(6)杉山平一 -フーガ風の造型-」
築山秀夫「2019年度小津ネット総会と宮本明子氏・松浦莞二氏トーク」
田中忍 「編集後記」

音語り10周年記念公演を早稲田大学小野記念講堂で開催!
2009年から取り組んでいる『音語り 小津安二郎映画を聞く』シリーズ。
昭和の巨匠「小津安二郎」監督の映画を、朗読公演にするという大胆とも言える
アプローチにピアニスト松本峰明と共に取り組み、現在では「音語り」として
6作品を全国各地で上演しています。
中井貴惠にとっての小津安二郎監督は、両親の仲人でもあり、
また、孫のように可愛がられた思い出の方でもありました。
この活動の10周年を記念して、中井貴惠はもちろん、野田高梧(小津映画脚本家)、
佐田啓二(中井の父、小津映画出演俳優)の母校である、
早稲田大学の小野記念講堂にて、『小津日和』と題した5日間の記念公演をお届けします。
12日・13日には「音語り」作品の原作映画を同日上映!

〜音語りに寄せて〜
「それならシナリオを朗読してみたらどうだい?」
思いも寄らぬ一言だった。
「僕が朗読用の台本を作るよ。
 一人で出演者もナレーションもト書きも読むんだ。」
当時83才だった元小津組プロデューサーの山内静夫さんに
引っ張られるようにして、この「小津安二郎映画を聞く」
という音語りシリーズの制作が始まった。
「晩春」を皮切りに「秋日和」「東京物語」「お早よう」
「秋刀魚の味」「麦秋」と10年の間に小津監督の映画から
朗読作品を6作品つくった。
どの映画にも日本映画史を彩った名優たちが名を連ねる。
その名優がそれぞれの役に吹き込んだ「命」を
私は受け取り声にして伝える。
まさに声で聞く映画である。
小津組脚本家の野田高梧さん、父佐田啓二、
そして私自身の母校である早稲田大学で「小津日和」を
開催できることをとても嬉しく思っている。 
中井貴惠
<出演>
中井貴惠(朗読) / 松本峰明(ピアノ) / 佐野史郎(10日トークゲスト)
<期間>
2019年10月10日 (木) ~2019年10月14日 (月・祝)
<公演日・開演時間>
10月10日(木) 14:00 音語り公演10周年特別企画『小津映画と私』ゲスト:佐野史郎
10月11日(金) 14:00 『音語り 晩春』
10月12日(土) 14:00 『音語り 秋刀魚の味』
10月12日(土) 16:15 映画『秋刀魚の味』
10月13日(日) 14:00 『音語り 東京物語』
10月13日(日) 16:15 映画『東京物語』
10月14日(月・祝) 14:00 『音語り 麦秋』
※開場は、特別企画・音語りは開演の30分前、映画は15分前です。
<料金>
『小津映画と私』『音語り』公演(全席指定・税込)
一般:4,000円
教職員・学生割引 :2,000円
(教職員証・学生証を当日提示)
『映画』(全席自由・税込)※整理番号付き
一般 :1,000円(当日1,300円)
教職員・学生割引 500円
(教職員証・学生証を当日提示)
<会場>
早稲田大学 小野記念講堂

チケット発売中!
[Web]
・オンザフィールドWebShop
・カンフェティ
・e+(イープラス)(映画を除く)
[電話]
・オンザフィールド
 050-5525-1493(平日11:00~18:00)
・カンフェティ
 0120-240-540(平日10:00~18:00)

【ESPACE BIBLIO 文明講座】
日本映画音楽の父・吉澤博の功績と小津映画音楽の生演奏によるトーク&ライブイベント開催のお知らせ

■日本映画音楽の父・吉澤博とは?
戦後最初の大ヒット曲『リンゴの唄』から、美空ひばり、石原裕次郎など銀幕スターによる映画主題歌、「犬神家の一族」や「人間の証明」、「野生の証明」など角川映画の音楽、さらにジャニーズタレント主演のアイドル映画まで、吉澤博が携わった映画音楽は実に3000作品以上にのぼります。吉澤博は、昭和20年に松竹大船撮影所の音楽部へ配属され、その後約40年間にわたり映画音楽の指揮者として、日本映画音楽の発展に貢献してきました。

日本映画の黄金時代に、黛敏郎、斎藤高順、奥村一、鏑木創、小杉太一郎、池野成、原田甫、三木稔、松村禎三、真鍋理一郎、武満徹、佐藤勝、山本直純など、多くの若手作曲家を発掘・育成し、音楽家としての適性を見抜いたうえで、映画監督へ推薦するなどしました。小津安二郎、木下恵介、大庭秀雄、渋谷実ら名監督と共に、戦後の日本映画を音楽面より支えた、まさに日本映画音楽の父と呼ぶにふさわしい人物でした。

第一部では、日本映画音楽の父・吉澤博の足跡を、大庭秀雄、黛敏郎、大島渚、小林亜星、大森盛太郎らの証言及び、吉澤が指揮を務めた数々の作品と共に振り返ります。また、吉澤博の孫でファゴット奏者吉澤博寿の生演奏もお届けします。

第二部は、小津映画音楽の生演奏を中心に、吉澤と最も親交の厚かった斎藤高順、山本直純の証言をご紹介します。曲目は、「東京物語」「東京暮色」「彼岸花」「浮草」「秋刀魚の味」、山本直純の代表作「男はつらいよ」の主題曲をお届けします。今回は、家族の日常をテーマとした小津作品にふさわしく、斎藤高順の息子(長男、次男)と娘(長女)、それに孫(四男の娘)と親戚(はとこ)を加えたファミリーアンサンブルによる小津映画音楽の生演奏と解説をお楽しみください。

■サイトウ・メモリアルアンサンブル
斎藤ファミリーを中心とした演奏家集団。東京芸術大学はじめ、全員が有名音楽大学出身。オーケストラやミュージカルの他、音楽教育者、指導者、スタジオミュージシャン等、幅広いジャンルで活躍中。
演奏:斎藤章一(斎藤高順 長男、チェロ)、内藤景子(斎藤高順 長女、ヴァイオリン)、斎藤みゆき(斎藤高順 孫、ホルン)、増井裕子(アコーディオン)、増井咲(キーボード・アレンジ)

ゲスト:吉澤博寿(吉澤博 孫、ファゴット)
企画・解説:斎藤民夫(斎藤高順 次男)

■プロフィール
斎藤高順(1924年~2004年)
東京深川出身の作曲家。航空自衛隊音楽隊長、警視庁音楽隊長を歴任。小津安二郎作品の他、日活映画、ラジオ・テレビの音楽、吹奏楽・管弦楽・室内楽・歌曲・ピアノ曲など多数の作品を作曲した。妻園子は吉澤博の姪。

吉澤博(1908年~1985年)
茨城県水戸市出身の指揮者・作曲家。映画・テレビ・CMなどの指揮を3000本以上務めた。武蔵野音楽学校(武蔵野音楽大学)でヴァイオリンを専攻。昭和9年(1934年)、松竹少女歌劇団に作曲担当として入団。昭和20年(1945年)、松竹大船撮影所の音楽部へ移籍、吉村公三郎監督「嫉妬」「真昼の円舞曲」、大庭秀雄監督「命美わし」「帰郷」、渋谷実監督「本日休診」「現代人」などの作曲を担当、その後は指揮者として映画音楽の録音に携わった。日本映画音楽の父と呼ばれた。

■日時・場所
[日 時]2019年9月7日(土)15:00〜17:00(14:30開場)
[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F
[参加費]2,500円(当日精算)ワンドリンク付き

■予約方法
[予約制]メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
メール受付:件名「9/7 日本映画音楽の父吉澤博 希望」
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
電話受付:03-6821-5703(火~土 11:30~20:00)

主催:一般社団法人サイト&アート・デジタルアーカイブス
https://sight-and-art.org/

映画のまち調布「調布シネサロン特別上映」
サイレント映画ライブ
活動弁士 澤登翠 演奏 カラード・モノトーン

7月20日(土) 13:30開場 14:00開演
「サンライズ」(1927年、95分、F・W・ムルナウ監督)

8月11日(祝) 13:30開場 14:00開演
「雄呂血おろち」(1925年、75分、二川文太郎監督)
「大学は出たけれど」(1929年、16分、小津安二郎監督)

於:調布市グリーンホール大ホール
全席自由 一般1500円 ちょうふアートプラス会員 1000円 U22(22歳以下)500円
主催:調布市文化・コミュニティ振興財団

小津安二郎企画展 世界のOZU(併設「小津ごのみ」)
築山秀夫・小津コレクション展
2019年7月10日(水)~7月21日(日)於:松阪市文化財センター  

展示リスト
壁面掲示ポスター
フランス版グランデ・ポスター(1200×1600)
『小早川家の秋』①、『秋日和』②、『生まれてはみたけれど』③、『父ありき』④、『生誕110年レトロスペクティブ(一人息子、東京物語、秋刀魚の味』⑤、『生誕110年 一人息子』⑥
国際映画祭グランデ・ポスター(1200×1600)
『第70回ヴェネチア国際映画祭 彼岸花』⑦
ポーランド版グランデ・ポスター(1200×1600)
『東京物語』➇
BFI(英国映画協会)ポスター
『東京物語』(1190×840)➈、『東京物語』(750×1000)➉、『秋日和』(750×100)⑪、『秋刀魚の味』(840×1190)⑫
フランス版小津生誕90年ポスター              
『東京物語』(840×1190)⑬            
フランス版小津カラー映画ポスター(840×1190)    
『小早川家の秋』⑭                 
フランス版小津映画祭ポスター(1168×792)      
『秋刀魚の味』、『東京物語』⑮            
日本・地方版『お茶漬の味』ポスター⑯          
フランス版『秋刀魚の味』ポスター⑰、フランス版『東京物語』ポスター⑱
イラストポスター:「OmniscientNarrator」(Original illustrations)、「ClaudiaVarosio」(Original illustration)
『晩春』二種⑲⑳、『東京物語・尾道』㉑、『東京物語』㉒、『お早よう』㉓、『秋日和』㉔、『秋刀魚の味』㉕
フランス版小ポスター
『秋日和』㉖、『お早よう』㉗、『小津安二郎生誕90年』㉘
ドイツ版ポスター
『東京物語』㉙、『浮草』㉚
フランス版小ポスター
『東京物語』㉛、『東京物語』ロビーカード㉜
各国ポスター
『イギリス版 東京物語』㉝、『ギリシャ版 東京物語』㉞、『フィンランド版 小早川家の秋』㉟

ケースⅠ:黎明期の小津研究、海外小津研究基本文献、雑誌他
英国国立フィルムセンター『小津特集号』(1963年)、スケジュール表、BFI
英国フィルムセンター『初期小津特集号』(1975年)BFI
ドナルド・リチー『小津:人と仕事』(1977年)カルフォルニア大学
デビッド・ボードウェル『小津・映画の詩学』(1988年)BFI出版
デビッド・デッサー『小津の東京物語』(1997年)ケンブリッジ・フィルム・ハンドブック
ハスミ・シゲヒコ『小津安二郎』(1988年)カイエ・デュ・シネマ
仏・小津作品映画カード「小津監督」、「生まれてはみたけれど」、「宗方姉妹」、「東京物語」、「浮草」、「秋刀魚の味」
仏・小津安二郎監督作品シナリオ『麦秋』、『東京暮色』、『秋刀魚の味』(1986年)POF
仏・雑誌『POSITIF』203号「東京物語」、205号「小早川家の秋」(1978年)
仏・『東京物語』シナリオ(1978年)
ケースⅡ:海外の最新小津研究(2015年以降)
W・ステム&M・ディパオロ『小津インターナショナル』ブルームズベリーアカデミック、アメリカ(2015年)
ジョルディ・P・ロペス『小津安二郎 時と無』スペイン(2015年)
ウージェオン・ジョー『小津安二郎の映画 日常の歴史』エジンバラ大学出版、イギリス(2017年)
J・チョイ『小津監督の再解釈-巨匠とその影響』オックスフォード大学出版、イギリス(2018年)
アンドレアス・ベッカー『小津安二郎と時間の美学』ドイツ(2018年)
マルタ・ペリス・エウゲニオ『小津の家』シャングリア、スペイン(2019年)

ケースⅢ:海外版DVD・ブルーレイとオールタイムベストワン『東京物語』他
海外版DVD・ブルーレイ:『小早川家の秋』(イタリア)、『東京物語』(アメリカ・クライテリオン)、『晩春/一人息子』(BFI)、『東京物語』(BFI)、『お早よう/生まれてはみたけれど』(BFI)、『秋日和/母は戀はずや』(BFI)、『浮草』(イギリス)『秋刀魚の味/風の中の牝雞』(BFI)、『晩春』(アメリカ・クライテリオン)
『サイト&サウンドSound』volume 22 Issue 9(2012年9月発行、BFI):The greatest films of all time、「Critics’ Poll 3 Tokyo Story」、「Directors’ Poll 1 Tokyo story」
『小津生誕100年映画祭:ニューヨーク・リンカーンセンター』冊子&チラシ
シナリオ『東京物語』イタリア(1996年)
『Film bulletin』(2008年12月号)小津安二郎特集号(表紙は『東京暮色』)
海外向けパンフレット『小早川家の秋』・『秋刀魚の味』
小津安二郎3D画像マイボトル

併設「小津ごのみ」

ケースⅣ:小津監督愛用のお猪口・酒器コレクション、醤油差しコレクション他
お猪口コレクション8種、醤油差しコレクション8種、
琉球漆器、ワインボトルカバー(「彼岸花」小物として登場)、洋酒ナポレオン(小津監督が佐田啓二邸で飲んでおられたもの)、タンブラー、お猪口として使われていた湯呑(陶哉)、酒徳利4種、デュポン・ライター

ケースⅤ:小津映画に登場した小物たちと愛用の品々
キノエネ醬油の醤油差し(小津信三デザイン):『お早よう』
陶哉の湯呑:『お早よう』、『彼岸花』
愛媛県砥部焼のラーメン丼:『彼岸花』で採用されたものと同型
「おそめ」(小津監督が通っていた銀座のバー)のグラス3種:ご自宅で愛用されていたもの
湯呑:小津監督の母堂あさゐさんが愛用されていたもの
ピッチャー2種「ホワイトホース」「VAT69」、灰皿「VAT69」:ご自宅で愛用されていたもの
「秋刀魚の味」制作記念長皿(赤坂美術工芸補喜多川)

ケースⅥ:小津映画のアイコン「赤いヤカン」(スウェーデン・コックムス製)
「仏・小津映画祭2018 ポスター」(赤いヤカンが見える)

ケースⅦ:小津監督のアイコン「ピケ帽」

ケースⅧ:小津監督愛用のフェルト帽「ロイヤルステットソン・高島屋ダブルネーム」

内容は、以下の通りです。
田中康義「小津安二郎 真発見」
青木拓磨「‥突貫小僧の子に生まれたけれど」
たかぎみき「小津映画における森英恵の衣装 ~「秋刀魚の味」岩下志麻」
藤田明「小津論を巡る(5)岩崎 昶 -リアリズムの軸-」
藤田明「せんぐりせんぐり帖」
雨宮真由美「編集後記」
※田中康義監督は、本年5月25日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

「小津監督を巡る文献・資料」は、これまで1927(昭和2)年から現在まで、繋がって表示され、データが重くて、表示スピードが遅いという問題がありました。
 この度、「年別に見る」をクリックして頂き、見たい発行年をクリックして頂きますと、その年の文献・資料を見ることができるようになりました。
 また、従来のように、一気に見たい場合は、「すべて見る」をクリックして頂きますと、これまで通り見ることができます。

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